ライトパワープロジェクトがエコカー教室を開催しました

ライトパワープロジェクトが7月10日、東海大学湘南キャンパスで秦野市立大根小学校4年生の児童126名を対象としたエコカー教室を開催しました。

本 学と秦野市は30年以上にわたって提携事業を行っており、今回のエコカー教室も、大学・地域連携として8年目の開催となりました。本教室は「これまでの自 動車がかかえる環境問題は何か」「エコカーにはどんな種類・仕組みがあるか」などの講義や、ソーラーカーや電気自動車の走行見学を通して、無限の可能性を もった子どもたちに「ものづくり」に対する興味を持ってもらうことを目的として実施されました。

教室は、まず屋外にてソーラーカー・電気 自動車を実際に見ながらクルマの形などの特徴、内部の構造などについて説明しました。その後、中央通りをソーラーカーと電気自動車がデモ走行しました。児 童の前を通過する際、ドライバーがリズミカルにクラクションを鳴らすと、児童たちは手を振り、大きな歓声を上げ楽しそうに見入っていました。

デ モ走行が終わると松前記念館に移動し、ソーラーカーチームの若林希さん(工学部機械工学科2年次生)と塚越繁之さん(同1年次生)が「環境問題とエコ カー」について説明し、ソーラーカーチーム監督の木村英樹工学部電気電子工学科教授が「太陽エネルギーとソーラーカー」についての講義を行いました。その 中で設けられた質問コーナーでは、たくさんの質問が寄せられ、走行見学や講義を受けて多くの児童に関心を持ってもらえたようでした。

教室終了後、参加した児童から「ソーラーカーや電気自動車が思っていた以上に速く、走るときにとても静かだと思いました。」という感想や「電気自動車は将来手軽に乗ることができるようになるといい」といった実用化を期待する声が聞かれました。

企 画担当者の塚越繁之さんは「秦野市立大根小学校と東海大学湘南キャンパスという地域内の教育機関同士が協力して、お互いが学びあえるイベントを開催できる ことはすばらしいことだと思います。また広い選択肢を持っている児童たちに”ものつくり”という興味を持ってもらえたと思います。また来年も開催をしたい です」と語っていました。