ライトパワープロジェクトにFIA年間優勝カップが授与されました

ライトパワープロジェクト・ソーラーカーチームが、2012年の 「FIA代替エネルギーカップ・ソーラーカーラリーカテゴリー」で年間優勝し、3月26日(火)に代々木校舎で優勝カップの授与が行われました。 FIA(国際自動車連盟)によって決定される同賞は、2012年の1年間を通じて同カテゴリーで最も成績が優秀だった団体に贈られるものです。当日は日本 自動車連盟(JAF)モータースポーツ部の樋山良毅部長らが代々木校舎を訪れ、松前達郎総長に優勝カップが授与されました。

ライトパワー プロジェクトは、昨年9月18日(水)から28日(土)まで南アフリカ共和国で開催された「サソール・ソーラーチャレンジ・サウス・アフリカ2012」に 出場。首都・プレトリアをスタートし、ケープタウンなどを経由して再びプレトリアに戻る4,632kmのコースを71時間13分で完全走破し、大会連覇に 輝きました。この成果が認められ、今回の表彰につながりました。

チームリーダーを務める大久保亮佑さん(工学部動力機械工学科3年次生) は、「このような格式の高い優勝カップをいただけたことを大変光栄に思います。昨年の南アフリカ大会は海外レース初参加という学生が多かったこともあり、 不安要素もたくさんありました。それでも国際大会5連覇というプレッシャーに負けずにチーム一丸となってレースに挑み、優勝という目標を達成できたことを うれしく思います。今年開催されるオーストラリアでのソーラーカーレースでの3連覇、そして国際大会6連覇を目指して、新体制となったチームの力をいっそ う向上させていきたい」と意気込みを語っていました。

また、プロジェクトアドバイザーを務める木村英樹次長(工学部教授)は、「ソーラー カーが世界的にも注目されている背景には、省エネをはじめとし、二酸化炭素の排出削減といった環境性能の向上が、これからの自動車に求められているという ことがあります。そのような中、自動車レースの最高峰ともいえるF1世界選手権などを主催しているFIAから、東海大学チームがソーラーカーラリーカテゴ リーの年間チャンピオンとして優勝カップをいただけたことは、とても栄誉あることだと考えます」と話していました。

ライトパワープロジェクトにFIA年間優勝カップが授与されました