ライトパワープロジェクトがエコカー教室を開催しました

ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームが7月8日、湘南キャンパスで秦野市立大根小学校の4年生約110名を対象に「エコカー教室」を開催しました。この教室は、本学と秦野市との提携事業の一環として毎年開催しており、今年度で10回目となります。光電池と蓄電池について理解を深めてもらうとともに、地球環境保全の重要性を知ってもらうことを目的としています。

当日はまず、プロジェクトメンバーの横井泰之さん(工学部動力機械工学科2年次生)が、ソーラーカー『2013年型 Tokaiチャレンジャー』と電気自動車『ファラデーマジック2』の動く仕組みや性能をマシンの内部を見せながら、「ソーラーカーの重さはおよそ150kg、電気自動車は18kgと、大きさに比べてかなり軽く、速く走ることができます」と紹介。本キャンパスの中央通りで2台がデモ走行し、勢いよく走るマシンを間近で見た児童たちは、「かっこいい」「すごく速い!」と声をあげ、目を輝かせていました。

続いて松前記念館講堂に移動し、横井さんと板山侑(ゆう)豊(と)さん(工学部電気電子工学科1年次生)がソーラーカーと電気自動車に関するクイズを出題。「ソーラーカーはくもりの日でも走れるのか」「ソーラーカーや電気自動車の運転には免許が必要なのか」といった問題に、児童は元気よく答えていました。クイズの後は、ソーラーカーチーム総監督を務めるチャレンジセンターの木村英樹所長(工学部電気電子工学科教授)が、「太陽エネルギーとソーラーカー」をテーマに講演。「人類がエネルギーを得るために石油を燃やしてきた結果、地球の炭酸ガスは増えてしまいました。このガスによって温暖化が進んでしまうと、人は地球に住めなくなってしまいます。我々は石油でなく太陽の光をエネルギーに変える光電池を研究し、ソーラーカーを製作してきました。この教室を通じて、自然に優しい未来のエネルギーについて興味を持ってください」と語りました。

講演後には児童から、「ソーラーカーはいくつの部品でできていますか」「マシンを作るにはどれくらいの時間がかかりますか」など多くの質問が寄せられ、学生と木村総監督が丁寧に回答していました。横井さんは、「専門用語を使わずにわかりやすく説明することはとても難しく、日ごろの学びを見直すきっかけになりました。科学が好きになったという声を聞くこともでき、教室は大成功だったと思います」と話していました。

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