サイエンスコミュニケーターが「中高生の理科体験授業」にて実験ショーを実施しました

サイエンスコミュニケーターが8月6日に湘南キャンパス18号館で、本学主催の「中高生の理科体験授業」にて実験ショーを実施しました。これは本学付属中学校・高等学校の生徒を対象に、理工系進学を身近なものに感じてもらうことを目的としています。本プロジェクトは2013年度より実験ショーを行っており、今年で3回目の実施となりました。

当日は中学生16名、高校生40名の56名が来場。『光を知ろう』をテーマに、ブラックライト、偏光板、LEDの3つのブースを用意。特にブラックライトの実験は好評で、発光した栄養ドリンクとトニックウォーターに参加者は驚いていました。ほかにも、偏光板を使用して光の形を調べる実験やLEDライトで光通信の実験が行われました。

参加者からは「様々な方法で光について学ぶことが出来て、楽しかった」「紙コップの光の実験は、LEDの置く場所によって少しずつ色が変わり面白かった」といった感想や、「光の原理について難しく考えていましたが、今日の実験が分かりやすく興味を持てました」「夜行性の哺乳類には紫外線が見えているのに対して、サルや人間には紫外線が見えない理由が気になりました」と、実験テーマへの興味関心を深めることが出来ました。

引率の先生からは「去年より完成度が高く、内容が面白くなっている」とお褒めの言葉をいただきました。

準備段階では、メンバーは昨年度よりも良い実験ショーにするため、互いに気づいた点や意見を何度も伝え合い、改善を重ねました。それにより、本企画の実施後に「本日の実験は楽しかったですか?」とアンケートを実施したところ、参加者の98%から「とても楽しかった」「楽しかった」と回答を得ることが出来ました。

プロジェクトメンバーの吉田勇輝さん(工学部応用化学科2年次生)は「昨年度のアンケート結果を踏まえ、今年度は、立ち見で実験が見えづらくならないよう席を設けるなど会場の見直しを行いました。企画では、参加者がより興味を持てるよう、基礎的なものから、現在の科学技術に応用されているものまで幅広い実験を用意。その結果、事後アンケートでは評価の高い結果を頂くことが出来ました。今回の結果に満足することなく、次回はさらにより良いものにしていきたいです」と語りました。

中高生1.jpg

中高生2.jpg

中高生3.jpg