ライトパワープロジェクト・ソーラーカーチームのWSC参戦体制発表会を開催しました

チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームが、今年10月18日(日)から25日(日)にかけて、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまでを縦断するルートで開催される世界最大級のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2015」に参戦します。09年と11年に開催された同レースでは優勝しましたが、13年の前回大会では惜しくも準優勝に終わっており、王座奪還を目指します。チームは、パナソニックや東レ、ブリヂストンをはじめとした多数の企業からご協力を得て、学生らが新たに2015年型車両「Tokai Challenger」を製作。前回大会で使用したものを上回る性能を持つパナソニック製「HIT太陽電池」を搭載したほか、今回からはブリヂストン製のタイヤを装着するなど、マシン開発を進めてきました。

8月27日には湘南キャンパスで、報道機関などを対象とした参戦体制発表会を開催。新聞社やテレビ局などの記者らを前に、本学の山田清志学長、パナソニック株式会社エコソリューションズ社エナジーシステム事業部ソーラービジネスユニット長の吉田和弘氏、東レ株式会社産業材料事業部部長の奥村勇吾氏、チーム総監督でチャレンジセンターの木村英樹所長(工学部教授)、チーム監督の福田紘大准教授(工学部)、学生代表の大塚隆司さん(大学院工学研究科1年次生)が登壇しました。また、株式会社ブリヂストングローバルモータースポーツ推進部部長の堀尾直孝氏にもご出席いただきました。

まず、山田学長が挨拶に立ち、レース参戦を通した教育的意義について語るとともに、「国際的な大会を通じて学生たちが広い視野を得て、知識を広げることを期待しています」と期待を寄せました。続いて、吉田氏と奥村氏、堀尾氏がそれぞれ太陽電池や炭素繊維、タイヤの特徴を解説。木村所長がチャレンジセンターの取り組みについて紹介した後、福田監督と大塚さんがチーム体制や2015年型車両「Tokai Challenger」の特徴を説明しました。終了後には、完成して間もないマシンでキャンパス内を試走。発表会への出席者をはじめ、通りがかった学生たちからも大きな注目を集めていました。

今後、チームは9月10日(木)にマシンをメルボルンに空輸。10日7日(水)から本隊がスタート地点のダーウィンに入り、本番へと備えます。大塚さんは、「前回大会の悔しさをバネに、従来型より少しでも速いマシンを作るとともに、チームワークも磨いてきました。ご協力いただいた多くの方々への感謝を胸に、メンバー一丸となって王座奪還を目指します」と意気込んでいます。

【ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2015について】
「ワールド・ソーラー・チャレンジ」は太陽光のみを動力源として、オーストラリアの北部の都市・ダーウィンから南部のアデレードまでの約3000kmを走破するタイムを競う、世界最大級のソーラーカーレースです。1987年に第1回大会が開催され、99年以降は隔年で開催。今回で13回目となります。今大会には、世界の25の国と地域から46チームが参戦します。

【開催日程】
2015年10月18日(日)~25日(日)

【会場】
オーストラリア ダーウィン~アデレード(約3000km)

【主催】
South Australian Motor Sport Board

【公式サイト】
http://www.worldsolarchallenge.org/

【本学公式サイト】(下記画像をクリックしてください)
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【大会スケジュール】
10月17日(土)公式予選
10月18日(日)ダーウィンをスタート
10月25日(日)表彰式、大会終了

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