ユニークプロジェクトのポリヘドロン工作隊が8月22日・23日にハービスHALL(大阪府大阪市)で開催された「青少年のための科学の祭典大阪大会・サイエンスフェスタ2015」に初めて出展し、優秀賞を受賞しました。
本プロジェクトは、子ども達の数学や幾何学の原理を利用した工作教室を開催することで、算数を好きになってもらおうと今年度より活動を開始しています。今回は黄金比をテーマに、菱形20面体を作る工作ブースを出しました。
当日は約80の団体が出展し、本プロジェクトのブースには2日間で約70組の親子が来場。未就学児や小学校低学年の子どもの参加が多く、プロジェクトメンバーは4・5歳の子どもにも作れるか不安になりましたが、「きれいな形をつくるには最初の準備が大切だよ」「星の形になるように紙を差し込もうね」と作業を一つひとつ丁寧に説明。兄弟や親子で力を合わせ、参加者全員がきれいな立体を制作することが出来ました。
この成果が評価され、”未来を担う子ども達が科学・技術に興味を持つ上で大きな貢献を果たした団体”として優秀賞が贈られました。
ブースに参加した子ども達は、複雑な形の立体を自分の手で作れたことを大変喜んでおり、保護者の方からは「親子で一緒に工作をする機会が無いので、とても良い思い出になりました」といった感想をいただきました。
プロジェクトリーダーの大内 悠輔さん(政治経済学部経済学科2年次生)は「今回は2つの驚きがありました。ひとつは優秀賞を頂いたこと、もうひとつは、私達の想定よりも年齢の低い子どもが、本プロジェクトの工作を楽しんでくれたことです。この出来事は私達の自信になりました。これからも、幾何学の魅力を発信していきたいです」と語りました。