阿蘇は箱舟プロジェクトが南阿蘇BBフェスにブースを初めて出展しました

阿蘇は箱舟プロジェクトが9月19日と20日、熊本県南阿蘇村にある熊本県野外劇場アスペクタで開催された「南阿蘇BBフェス~家族の休日~」(主催:Kumamotoマルシェ)に初めてブースを出展しました。この催しは、阿蘇地域の魅力を発信することなどを目的とするもので、地元の飲食店が出店するほか県内外のミュージシャンやパフォーマーによるライブイベントも行われており、毎年約1万名が来場しています。絶滅危惧種の蝶『オオルリシジミ(九州亜種)』といった阿蘇地域に生息する希少な昆虫や植物の保護活動を展開している本プロジェクトでは、Kumamotoマルシェからの協力依頼を受けて参加しました。

プロジェクトメンバーたちは両日とも、集まった児童やその保護者に向けてオオルリシジミを主人公とした紙人形劇を披露。オオルリシジミが冒険を通じて仲間を増やしていくストーリーの中で、絶滅危惧種を取り巻く環境や、オオルリシジミの食草『クララ』の生育を助けるための除草活動について紹介しました。また、これまでの取り組みや希少な動植物について、パネルを使いながら来場者に解説しました。

プロジェクトリーダーの工藤寛生さん(農学研究科農学専攻修士課程2年次生)は、「動植物を保護する大切さについてより多くの子どもたちに興味を持ってもらうとともに、わかりやすく伝えようと劇を考案しました。話を楽しんでもらえるか不安でしたが、児童からは”おもしろい!”といった感想も聞かれ、時間をかけてストーリーを練ってきたかいがありました。よりいっそう完成度を高め、ゆくゆくはさまざまなイベントで披露できるようにしていきたい」と話しました。

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