TFCが全日本学生フォーミュラ大会に出場、大会優勝校と技術交流をしました

Tokai Formula Club(TFC)が9月1日から5日まで、小笠山総合運動公園エコパ(静岡県袋井市)で開催された「第13回全日本学生フォーミュラ大会」(主催:公益社団法人自動車技術会)に出場し、全86チーム中総合33位の成績を残しました。この大会は、学生が設計・製作したオリジナルの車両の性能を競い、ものづくりの知識を培うとともにマネジメント能力などを高めてもらおうと毎年開かれているもので、本プロジェクトは今回で12回目の参戦となりました。

また、同大会に出場したオーストリアのグラーツ工科大学から協力の依頼を受け、8月27日から31日まで同大学の学生をサポート。宿泊場所として湘南キャンパスにある湘南クラブハウスの手配や、本プロジェクトが活動するものつくり館にマシンを整備できるスペースを確保するなど、大会に向けて準備を手伝いました。グラーツ工科大学は初出場で優勝し、大会後の9月6日にはものつくり館で互いのマシンに試乗するなど技術交流も図りました。

プロジェクトメンバーの宮尾里奈さん(工学部動力機械工学科2年次生)は、「大会では目標におよばず、悔しい思いをしましたが、グラーツ工科大の学生と大会の前後に交流できたことで、レースやマシン開発の取り組みを学ぶことができました。この経験を今後に生かしていきたい」と話しました。また、藤井紘人さん(同)は、「グラーツ工科大は、マシンの設計の段階から、空力や部品の一つひとつへのこだわりが非常に強く、参考になりました。また、ドライバーの練習時間とマシンの耐久性に大きな差があったので、その点を改善します」と語りました。

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