病院ボランティアプロジェクトが「2015年度病棟ボランティア」を実施しました

病院ボランティアプロジェクトが、6月1日から12月22日までの期間、本学医学部付属病院(神奈川県伊勢原市)で「2015年度病棟ボランティア」を実施しました。本企画は、本プロジェクトが始動した2006年より毎年実施しているもので、今年度で10年目を迎え、脳卒中神経センター、整形外科病棟、混合病棟、小児病棟において計86回のボランティア活動を行い、のべ170名のプロジェクトメンバーが参加しました。

メンバーは、脳卒中神経センターや混合病棟において、食事の配膳下膳や食事介助、食事量のチェックを行いました。整形外科病棟では、食事介助のほかにも、患部を冷やす氷枕づくりをしました。小児感染症防止のための抗体検査(※)をクリアしたメンバーは、小児病棟において、乳児にミルクを与えたり、本プロジェクトが制作した絵本の読み聞かせや寝かしつけ、おもちゃの消毒を行いました。メンバーは患者の方々と接する際に、ご高齢の方や耳が不自由な方に対しては、大きくはっきりとした口調で相手が聞きやすいように、子どもに対しては、落ち着いた優しい口調で簡単な言葉を使いながら接することを心掛けました。

活動中、入院されている多くの患者の方から、メンバーに対して「ありがとう」と感謝の言葉をいただきました。病院スタッフの方からは「若い学生がいると患者の方々も喜んでくれます。皆さんが来てくれると助かります」といった声をいただきました。

プロジェクトメンバーの常盤玲夫さん(工学部医用生体工学科2年次生)は「将来的に医療従事者となって病院で働きたいと思っています。私にとって、病棟でのボランティアは、実際に医療現場に立つことを体験出来る貴重な学びの場となっています」と語りました。

※小児感染症防止のための抗体検査・・・麻しん、風しん、水痘、流行性耳下線炎の抗体があることが条件

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