チャレンジセンター「2015年度チャレンジプロジェクト最終報告会」を開催しました

チャレンジセンターでは2月4日に「2015年度チャレンジプロジェクト最終報告会」を開催しました。今年度に採択された22プロジェクトの代表メンバーが、地域の方々や学生、教職員を対象に、昨年4月から現在まで全国各地で展開したものつくり、国際交流、社会貢献、環境、動植物保護、地域活性などさまざまな分野における活動から得た成果や学びについて報告するものです。湘南、代々木、高輪、熊本、阿蘇、札幌の6キャンパスをTV会議システムでつなぎ、全体で619名が来場しました。

開会にあたり山田清志学長が、「チャレンジセンターも2006年度の設立から今年度で10周年を迎え、この報告会も10回を数えました。学生の皆さんにとって、チャレンジプロジェクトによるキャンパス内外での活動が多くの学びの機会になっていることと思います。着々と積み上げてきた成果をこの報告会で披露してください」と挨拶しました。

各プロジェクトを代表するプレゼンテーターはそれぞれの活動について、スクリーンに写真やテキスト、図表を示しながら、「活動をまとめたフリーペーパーを作成することで取り組みを振り返るとともに、外部への情報発信を行ってきました」「多くのメンバーが在籍しているのでネームプレートを活用し、ミーティングの効率を高める工夫をしました」「その場しのぎの体制をあらため、”とりあえず”という言葉が出ないように目標をより具体的に設定しました」などと報告。来場者らの、「目標を達成するために心がけていることは」「反省点を踏まえて次年度はどの点を変更していくか具体的に教えてほしい」「イベントで人前に立つときに何を意識しますか」といった質問に答えました。

プレゼンテーション終了後、審査員を務めた本学同窓会東京ブロックの宮原孝夫会長、株式会社アビストの柳澤宏美氏、いであ株式会社の市川光昭氏、株式会社マイスターエンジニアリングの長安元和氏、株式会社和光ケミカルの小寺義昭氏、本センターの木村英樹所長(工学部教授)が、メンバーの発表や活動内容を評価。特に高い評価を得たプロジェクトに贈られる「グッドプレゼンテーション賞」には、キャンパスストリートプロジェクト、サイエンスコミュニケーター、ライトパワープロジェクトが選ばれ、木村所長が代表者に賞状を手渡しました。

その後、審査員がプロジェクトに対し、「限られた時間で発表することはとても難しいことですが、決められた期限を守るというのは社会に出てからも必要なスキルです。今後もその力を高めてほしい」「レベルの高い発表で見ごたえがあり、審査も難しかった。ほぼすべてのプロジェクトが、しっかりと前を見て話せていたのが印象的でした。次回はさらに工夫を凝らした発表があることを期待します」とエールを送りました。

閉会にあたり木村所長は、「プレゼンテーションでは、人に正しく伝えることが大切です。それぞれの活動においても、周囲から協力を得るには、”応援してあげよう”と思ってもらえなくてはなりません。最終報告会はそのアピールの場。どのプロジェクトも『振り返り』はよく出来ていますが、それらを踏まえた改善、実行、継続はさらに大変なことです。これまでの経験を糧に、今後も努力を続けてください」と語りました。

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