ライトパワープロジェクト・人力飛行機チームが「第1回テストフライト」を実施しました

tf02.jpgライトパワープロジェクト・人力飛行機チームが4月16日に、富士川滑空場(静岡県静岡市)で「第1回テストフライト」を実施しました。本企画は、プロジェクトが製作した人力飛行機の性能の確認や、パイロットの操縦技術の向上を目的に毎年実施しています。

今回は35名のプロジェクトメンバーが参加し、駆動班、プロペラ班、電装班など各パーツの班に分かれ、機体の精度を確認しました。”先駆者”という思いを込め製作した機体『Forerider匠』は、安定性をより重視しており、フェアリング(※1)の設計にCFD(※2) を用いることで空気抵抗を減らし、風などの外的要因からの影響を受けにくいことが特徴です。フライト試験は計6回行われ、機体は8.2m/秒まで速度を上げました。今後、8月までに数回のフライトを行い、メンバーは翼のバランスや離陸時の機体速度の調整、組み立て時間の見直しなどを調整していきます。

電装班の班長を務める小倉隆(りゅう)聖(せい)さん(工学部光・画像工学科2年次生)は「班員へのマネジメントがうまくできず、先輩を頼りすぎてしまいました。次回は工程の流れを十分に理解し、緊張感を持って臨みたいと思います」と語りました。

プロジェクトリーダーの伊藤参里(みさと)さん(工学部機械工学科3年次生)は「工程の記録方法など、同プロジェクトのソーラーカー・電気自動車チームにも取り入れていきたいアイデアがありました。プロジェクト全体で共有していきたいと思います」と語りました。

(※1)フェアリング・・・空気抵抗を減らすために機体を覆う部分や構造

(※2) CFD…Computational Fluid Dynamicsの略。流体の運動に関する数値解析のこと

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