サイエンスコミュニケーターがこども食堂で実験ショーを披露しました

サイエンスコミュニケーターが6月18日に、だがしあたーイエスマン(神奈川県相模原市)で開催された「こどもしょくどう」で、実験ショーを行いました。こども食堂とは、家庭の事情で食事の栄養が偏る、1人で食事を取ることが多いなどといった子どもと保護者を対象に、低価格で食事を提供する取り組みのひとつ。本プロジェクトは、イベントを主催するおださがこどもネットより依頼を受け、”科学の楽しさを通して人と人のつながりをつくる”ことを目的に参加しました。

当日は、小学校1~4年生の子どもと保護者15名が参加。メンバーは子どもたちが、実験に興味を持てるよう、馴染みのあるお菓子やジュースを使った真空実験をしました。メンバーは参加者とのコミュニケーションを図るため、「空き缶にしゅぽしゅぽ(※)するとどうなるか?」など実験に関するクイズを普段よりも多めに出題したり、実験を始めるタイミングで「3・2・1!しゅぽしゅぽー!」と全員で声を合わせました。

参加者からは「どうしてこうなるの? 」「すごい!」といった反応や、クイズの際には大勢の子どもたちが元気よく手を挙げて実験ショーに参加していました。イベントの主催者からは「また機会があれば、ぜひお願いします」とお言葉をいただきました。

初めて実験ショーに参加したプロジェクトメンバーの居上武史さん(工学部応用化学科1年次生)は「先輩の実験ショーを初めて見て、子どもたちが引き込まれていく姿に刺激を受けました。これからは、私も科学の魅力を元気よく伝えていきたい」と語りました。

実験ショーで司会を務めたメンバーの吉田勇輝さん(工学部応用化学科3年次生)は「子どもたちがとても積極的で、自分自身も楽しめたショーになりました。何度も行っている実験でも、より参加者に興味を持ってもらえる内容にするため、クイズを多く入れるなど、プロジェクトで再検討した事が良い結果につながったと思います」と語りました。

※しゅぽしゅぽ・・・密閉した容器の空気を抜く際に、本プロジェクトでは子どもに伝わりやすくするため擬音を用いて説明しています

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