キャンパスストリートプロジェクトが「2016年度学内パン販売」を実施しました

pan2016a03jpg.jpg東海大学チャレンジセンター・キャンパスストリートプロジェクトが4月14日から7月5日、10月4日~12月20日の期間、週2回にわたり、湘南キャンパスの1号館前と14号館前にて、社会福祉法人かながわ共同会秦野精華園(以下 精華園)と協力して「学内パン販売」を実施しました。精華園は市町村や地域社会資源と連携を図り、障害のある方々が暮らしやすい地域作りを目指すための支援施設として運営されています。精華園で製造されたパンを、精華園の利用者の方々とともに学内で販売をすることで、知的障害者の賃金の向上と、プロジェクトメンバーがマーケティングを学ぶ場として活用。メンバーは販売サポートを通じて、それらの個数や品目のデータを収集し、統計処理・分析を行うことで実践的な学習をしています。

プロジェクトメンバーは「手づくりパンを販売しています」「お昼にどうぞ」「どれもおすすめですよ!」と元気よく声かけをしたり、つり銭確認などの会計補助や商品を紹介するPOPを作りました。また、購入者には本企画の説明をパネルやチラシを用いて説明しました。そのほかにも、精華園と本プロジェクトは共同で商品の開発を行っており、消費者に興味を持っていただけるような形やネーミングを考え、春セメスターでは4種類の新商品を販売。特に、惣菜パンの『ミートピザ』は毎回完売するほど、男女ともに好まれる人気商品となりました。秋セメスターは、新たにポイントカードを作成し、3回来店すると精華園でクレープやコーヒーゼリーが楽しめるといった企画を行いました。今年度は41回販売を行い、総売り上げが423,940円、平均売り上げが10,340円となりました。

精華園職員の方からは「販売回数を重ねるごとに、施設利用者とプロジェクトメンバーが交流を深めているなと感じました」「「学生が主体的に販促活動を行ってくれていたので自分たちも頑張ろう!という気持ちになれました」といった声や、精華園の利用者の方からは「大勢のプロジェクトメンバーと一緒にパン販売ができたことがとても楽しかった」「メンバーはもちろん、パンを購入してくれた学生とも交流ができて楽しかった」という感想をいただきました。

プロジェクトサブリーダーの木村春奈さん(文学部広報メディア学科3年次生)は「今年度は、味や価格を改良したことや、ポイントカードを実施したことで、リピーターになってくれる学生や教職員の方が増加したため、購入者の方に精華園の取り組みをより知っていただくきっかけにもなりました。また、同園の利用者の方とメンバーでお互いの名前を呼び合う程の交流ができたことも成果となりました。今後も、形を変えながら精華園への支援活動を続けていきたい」と語りました。

なお、2008年より湘南キャンパスにて実施してきた本企画は精華園の都合により、今年度をもちまして終了となりました。長年応援いただきました皆様方に厚く御礼を申し上げます。

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