Tokai International Communication Clubが「2016年度 夏休み宿題サポート」を実施しました

東海大学チャレンジセンター・Tokai International Communication Clubが、8月5日、23日、24日に秦野市南公民館(神奈川県秦野市)で、市内在住の外国につながりのある(※)小中学生を対象とした「夏休み宿題サポート」を実施しました。本プロジェクトでは、春セメスターの期間にも”ブラジルやペルー、中国の国籍を持つ小中学生との交流”などを目的に、週2回の学習支援活動「にこティー教室」を実施しています。今年度で4回目の開催となった「夏休み宿題サポート」もその活動の一環で、今年度はのべ33名の小中学生が参加しました。

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5日は、子どもたちの自主的な学習を促すため、参加者一人ひとりと話し合いながら期間中の学習計画を作成。23、24の両日は、プランに沿って国語、算数の問題集や作文に取り組んできた子どもたちに、残った宿題などについてアドバイスを送りながら、「よくできたね」「次はこの問題を解いてみよう」と優しく声をかけました。そのほかにも、自由研究や工作などのテーマについて相談を受ける場面や、宿題を終えた子どもたちと、折り紙やけん玉といった日本ならではの遊びで交流を深める場面もありました。

4年前から参加している中学生は、「大学生は、1対1で教えてくれるのですごく分かりやすい。宿題が早く終わるだけでなく、テストの点数も上がりました」と笑顔で話しました。

プロジェクトメンバーの前場美里さん(文学部日本文学科3年次生)は、「参加者した小中学生のご家庭では、ご両親が日本語を話せない場合もあり、夏休みの間は長期にわたって日本人に接する機会が減少してしまいます。そこで、ただ勉強を教えるだけでなく、日本語でのコミュニケーションや日本文化の紹介などにも重点を置きました。プロジェクトメンバーも楽しめた充実した内容になったと思います」と話していました。

※外国つながりの子ども・・・外国人住民の定住化により、外国から来日する子どもだけでなく、日本生まれの外国人の子どもや国際結婚の子どもなど、多様な言語や文化の中で育つ子どものこと

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