ユニークプロジェクトの東海魅力宅配便が「海外研修航海」をテーマに展示会を企画しました

東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクトの東海魅力宅配便が11月1日から3日まで湘南キャンパスで開かれた建学祭で、「海外研修航海」の魅力を伝える展示会を開催しました。「海外研修航海」は、本学の所有する海洋調査研修船「望星丸」を利用して南太平洋や東アジアを巡る研修プログラムです。これまで48回行われており、3,000名をこえる学生が参加しています。

プロジェクトメンバーは本学独自の取り組みの魅力を伝えようと、教職員の協力を得て過去の写真や資料を収集。11月1日から2日まで1号館教室に展示したほか、3日には同窓生が集う「ホームカミングデー」の会場となったコムスクエアの1階に会場を移して展示会を開催。同イベントの実行委員会との協力のもと、今年4月まで望星丸の船長を務めた荒木直行氏による講演会も企画運営しました。

講演会で荒木前船長は、本学が船舶を保有し、教育研究に活用し続けている意義について、「海に生き、海に夢を見た大人が真の海を知るために海に繰り出し、教職員と学生が寝食をともにして海を見つめ、海を生で体験することで海洋の姿を感じてもらうことにある」と説明。東海大学丸や望星丸など、本学が所有してきた船舶にまつわるエピソードを紹介しました。また、国内の海洋研究を支えてきた事例として、太平洋の沖合で新しい海山を発見し、「望星海山」と名付けられたことや小笠原諸島の沖で鉱物床を発見したことなどを振り返りました。

プロジェクトメンバーの石井祥輝さん(工学部電気電子工学科3年次生)は、「私も第47回海外研修航海に参加しており、このプログラムの魅力を多くの人に伝えるとともに、過去に参加した卒業生や学生が互いに知り合う場所をつくりたいと思い、このイベントを企画しました。会場では第10回の研修航海で学生長を務めた方とお話しする機会があったのですが、世代は違えども同じ船の生活を経験した者同士、共感できる部分が多く、こうした交流の機会を実現できたことに喜びを感じました。今後は他団体とも協力しながら、海外研修航海や望星丸をはじめ東海大学の魅力を積極的に発信していきたい」と話していました。