病院ボランティアプロジェクトが「2016年度病棟ボランティア」を実施しました

病院ボランティアプロジェクトが、6月6日から2017年1月31日までの期間、本学医学部付属病院(神奈川県伊勢原市)で「2016年度病棟ボランティア」を実施しました。本企画は、本プロジェクトが始動した2006年より毎年実施しているもので、今年度で11年目を迎え、総合内科病棟、脳神経外科病棟、形成外科病棟、小児病棟において計65回のボランティア活動を行い、のべ110名のプロジェクトメンバーが参加しました。

メンバーは昨年度に引き続き、総合内科病棟、脳神経外科病棟、形成外科病棟での、食事介助や配膳下膳をはじめ、小児感染症防止のための抗体検査(※)をクリアしたメンバーは、小児病棟において、乳児にミルクを与えたり、食事の付き添いを行いました。今年度は”聞き役としてのコミュニケーション”を念頭に、気持ちの良い挨拶を全ての患者さんにすることや、高齢者や子どもにも聞き取りやすいシンプルで分かりやすい言葉で話すことを心がけました。

看護師の方からは「メンバーが話しかけることで、患者さんが食事を楽しく過ごすことができています」といった感想をいただきました。患者さんからは「学生のボランティアさん、今日もありがとう」「たくさんお話ができて嬉しい」と嬉しいお言葉をいただきました。

プロジェクトリーダーの佐藤主樹さん(工学部精密工学科2年次生)は「私たちが挨拶をすることで、患者さんから『今日も元気な挨拶ね』と声をかけてくださったり、病室の中で患者さん同士のコミュニケーションが生まれたこともありました。また、会話を通してメンバー一人ひとりが細かなことにも気づくことが増え、メンバーやスタッフの方々と病棟日誌を通じて情報共有が密になりました。来年度も患者さんの立場を考えたコミュニケーションを大切に、活動を続けていきたい」と語りました。

※小児感染症防止のための抗体検査・・・麻しん、風しん、水痘、流行性耳下線炎の抗体があることが条件

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