先端技術コミュニティACOTが「ロボットサマースクール2017(全4回)」をサポートしています

熊本キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・先端技術コミュニティACOTが6月10日から、隣接する付属熊本星翔高等学校で4回にわたって開催される小学生対象の「ロボットサマースクール2017」(主催:NPO法人HITOプロジェクト)の運営を全面的にサポートしています。この催しは、子どもたちにプログラミングやロボット作りを通して工学分野への興味・関心を持ってもらうことを目的に、主催団体と大学、学生の3者が連携して2009年から毎年開いていており、今年で9年目。「子どもゆめ基金®」(独立行政法人国立青少年教育振興機構)からの助成金交付を受けて運営されています。ACOTでは、子どもたちの先生役も務めることで、自律型ロボットの組み立てから走行までの体験を通じて「ものづくり」の楽しさを伝えようと参画しており、付属熊本星翔高校の生徒も指導に参加しています。

初回となった10日は、小学生34名が参加。ロボット教材「レゴ®マインドストーム」を用いて、モーターやセンサーなどの部品を組み合わせ、タイヤで走る自律型ロボットを製作し、制御の仕組みを学びました。まずプロジェクトのサブリーダーで本企画の担当を務める上馬庭和也さん(基盤工学部電気電子情報システム工学科2年次生)が、自作の資料を使ってロボットの組み立て方や子ども向けプログラミングソフトの使い方などを解説。続いて子どもたちが製作に取り掛かると、メンバーが手分けして子どもたちの疑問に答えたり作業に手を貸したりと2時間半にわたるイベントの進行を支援しました。上馬庭さんは、「ものづくりでは、時に手を止めて考えることも重要ですが、2時間半というプログラムは意外と短く、課題をクリアすることが難しい場合もあります。せっかく参加してくれた子どもたちにものづくりの魅力を感じてもらい、満足してもらうためにも時間配分が大切だと感じました。今後3回の教室では、サポートするメンバーを増やすなど対応していきたいと思います」と話しています。

なお、2回目(6月24日)は初心者でも扱いやすい専用ソフトでプログラミングの基本を学び、3回目(7月8日)は光センサーを使ってロボットが黒線をたどるプログラミング技術を習得。4回目(7月23日)は障害物を避けたり缶を倒したりする競技コースにもチャレンジする計画です。

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