先端技術コミュニティACOTが「WRO九州・山口地区大会」の運営をサポートしました

東海大学チャレンジセンター・先端技術コミュニティACOTが、8月6日に熊本キャンパスで開催された自立型ロボットコンテスト「World Robot Olympiad Japan 2017 九州・山口地区大会」の運営をサポートしました。本大会は、ロボット工作やプログラミングの基礎を楽しく学ぶことで、理数教育の充実と活性化を図るとともに、競技を通して全国大会や国際大会出場という夢に挑戦する心を培うことを目的とした高校生大会で、基盤工学部が昨年から開いています。今年度は、「再生可能なクリーンエネルギー」をテーマに、各チームが独自にプログラミングした自作のロボットを駆使して、いくつかの色や形の違うブロックやボールを指定された位置に配置することで発電機を完成させ、風力発電装置を組み立てる建設現場を再現。競技ポイントと、事前に提出したアピールポイントシートの評価の合計点で、9月17日(日)に東京で開催される「WRO Japan 決勝大会」の出場権を争いました。

台風接近の影響で出場を辞退するチームもありましたが、32チーム約90名が参加。開会式では基盤工学部の岩橋正國学部長が、「昨年、本大会を熊本キャンパスで初めて実施し、今回が2回目の開催となりました。皆さん、昨年よりソフト面、ハード面ともに向上していると思います。悔いのないように、日ごろのトレーニングの成果を発揮してください」と激励しました。その後、生徒たちはロボットの最終調整をして実際のコースで練習し、車検をクリアして2度の走行競技に挑戦。中嶋卓雄学長補佐(情報教育センター所長)ら3名の審査員が見守る中、ACOTの学生が審判を務め、福岡舞鶴高校「Ninja3」が優勝、長崎工業高校「CHOKO-C」が準優勝で決勝大会への出場を決めました。閉会式では1位から3位のチームと、審査員特別賞、アピールポイント賞を受賞したチームに、岩橋学部長からそれぞれ賞状などを贈りました。

ACOTのメンバーは車検や競技の審判、会場設営などを担当。中心となって運営に携わった東竜次郎さん(3年次生)は、「春に初心者向けの講習会を開催し、依頼があった高校には直接指導にも行きました。今回は世界大会で採用されているコースを使用していますが、とても難しく、残念ながら完走するチームはありませんでした。決勝大会出場を決めた2チームには、ぜひ完走して優勝してほしい」とエールを送りました。付属熊本星翔高校の2、3年生の時に本大会に出場した西村真理さん(1年次生)は、今回は運営側で参加し、「自分では考えつかなかった形のロボットもあり、すごいなと感じています。私自身、もっとプログラミングの知識を磨いて、いいロボットを作れるようになりたい」と語りました。

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