「青少年のための科学の祭典大阪大会・サイエンスフェスタ2017」にポリヘドロン工作隊が出展しました

東海大学チャレンジセンターユニークプロジェクト・ポリヘドロン工作隊が、付属仰星高校数学科と一緒に、8月19・20日、ハービスHALL(大阪市北区)で開催された「青少年のための科学の祭典大阪大会・サイエンスフェスタ2017」(「青少年のための科学の祭典大阪大会」大阪大会実行委員会主催)に工作教室を出展しました。今回で開催27回目をむかえる関西地区最大の科学イベントである本大会は、“子供たち・若者の『理科離れ』を克服して、理科好きの子供たち、若者、両親を育てる”ことを目的とし、以前より本大会と関わりが深いプロジェクトアドバイザー青木孝子講師(現代教養センター)の指導のもと、2015年より本プロジェクトは毎年、参加しています。
イベント両日で22000人が来場し、本プロジェクトの工作教室は3回行われ、希望者の中から抽選で選ばれた約180名の子どもたち、保護者らが訪れました。

当日は、活動テーマである「多面体工作を通じ様々な人に科学への興味・関心を持ってもらうこと」を広めるため、五方十二面体(1種類の二等辺三角形で構成される六十面体)の工作教室を企画し、4名のプロジェクトメンバーと小島孝仰星高校教諭と高校生1名の計6名が出展スタッフとして、そのサポート対応にあたりました。工作教室では、参加した約60名の親子を8グループに分け出展スタッフ1人につき1、2グループをサポートしながら、制作の手順を青木孝子講師が説明のもと工作が進められました。途中で制作手順が分からなくなってしまった参加者に対しては出展スタッフが補助にあたり、制作する立体の名前の由来が分かるように「五角形が12個できるようにしてのり付けしようね」など説明に工夫をこらしました。また子どもの年齢や理解度に応じて、「この三角形とこの三角形をのり付けしようね」や、「頂角を5つ合わせてみよう」などと、説明の仕方を変えるようにしました。

参加した子どもたちからは、「紙だけで立体ができるなんてすごい」、「五角形と六角形が両方見えるのが不思議」などの驚きに満ちた声をいただきました。保護者の方からは、「うちの子は算数が嫌いで困っているのですが、この機会に少しでも興味を持ってくれたら良いなと思っています。」などの感想をいただきました。

プロジェクトリーダーの大門 巧さん(理学部情報数理学科2年次生)は「本大会を通し、多面体の作り方を子どもに教える上で大切なことは立体に関する知識のみならず、どんな子どもに対しても分かりやすく説明するスキルやコミュニケーション力も必要不可欠であるということに気付くことができました。」と大会を振返りました。また、プロジェクトメンバーの中野 真由さん(情報理工学部情報科学科2年次生)は「一度にたくさんの工程を教えるというのは大変なことでしたが、子どもたちの嬉しそうな顔を見ると、より一層励みになりました。最後まで楽しく工作教室を進めることができたので安心しています。」と語りました。

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