TICCがワークショップ「第9回For the Future~グローバル化していく日本社会~」を開催しました

東海大学チャレンジセンター・Tokai International Communication club(TICC)が、11月30日(木)湘南キャンパス8号館で、未来を考えるワークショップ「第9回For the Future~グローバル化していく日本社会~『偏見という罠』~あなたのイメージは正しいですか?~」を開催しました。本プロジェクトは”多文化共生社会(※1)の実現”に向けて活動しており、本企画では”メディアと偏見の関係性を知る”ことを目的にワークショップを行ないました。

当日はプロジェクトメンバーをはじめとする本学学生や教職員14名が参加。講師に田島祥講師(本学現教養センター)を招き、偏見とメディアの関係性を分かりやすく説明しているビデオ鑑賞を行った後、偏見・ステレオタイプ(※2)とはどういったものなのか講演いただきました。グループワークでは「北朝鮮」をテーマに「食」「文化」「ミサイル」「拷問」のテーマの中から気になった記事を選びその理由を答えてもらい、北朝鮮のイメージが「ミサイル」「拷問」等、悪いイメージに偏っており、どうすれば払拭できるか意見を交わしました。

企画を通して参加者からは「一つの情報に左右されるのではなく、複数の情報を比較し、まずは本当なのか疑ってみることから始めたい。」「自分の考えを見つめ直す良い機会となった。」「少し重いテーマだったが、偏見やステレオタイプの問題についてより深く理解することができた。」「グループワークの内容がタイムリーなものだったためすごく話しやすかった。」などの感想をいただきました。

プロジェクトメンバーの藤原虎之輔さん(文学部アメリカ文明学科1年次生)は「今回は重たいテーマでメディアというジャンルが難しかったが、偏見やステレオタイプへの理解が深まりました。今までは時事問題に関するテーマが多かったので、今後は視点を変えたテーマで開催したいです。課題は参加人数の増加なのでイベント会場を分かりやすい教室にしたり、SNSをもっと活用するなどしていきたい。」と語りました。

※1多文化共生社会・・・複数の他者の民族、他者の文化の相互承認と共存が可能になっている社会の状態

※2ステレオタイプ・・・多くの人に浸透している先入観、思い込み、認識、固定観念やレッテル、偏見、差別などの類型・紋切型の観念

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