Challenge for the Borderless WorldがNPO TICOのワークショップに参加しました

本学医学部の学生で構成されたチャレンジセンター・Challenge for the Borderless Worldが、4月30・31日に、アフリカのザンビアを中心に医療・農村開発などの国際協力活動をおこなう特定非営利活動法人TICO(徳島県吉野川市)を訪れ、地域とプロジェクトの長期的な「つながり」の形成について学びました。

視察には4名のメンバーが参加し、TICO代表で医師の吉田修氏とともにアフリカ版の人生ゲームに興じながらアフリカ・ザンビアの現状と課題について知り、その解決方法を。また、シェーラ・ザルブリック作『ラクの物語』を題材にディスカッションを行うほか、「宇宙ステーションでサバイバルするには?」をテーマにエネルギーや環境社会の問題、人口制限などの社会学的側面から地球での相違について参加者で考える時間を設けました。

このワークショップを通じて、参加メンバーが宇宙船に搭乗員として自分の問題として捉える中で、食の有機農業、水の浄化システムの考案、再生可能エネルギーの活用、森を作る行動とともに、適正な選挙を行ってリーダーを選出し、法律を制定することが必要だとする結論を導きだしました。

本プロジェクトは、今後、中長期的に市民とも様々なワークショップを開催することを予定しており、地球の問題を私たちの問題として捉え、活発な議論を実施するための貴重な体験となりました。

本プロジェクトメンバーのニーリー・デウンさん(医学部医学科2年)は「途上国の状況を実際に見た方から直接話を聞き写真を見せていただくことで、そこで苦しんでいる人々の存在をより現実味を持って感じられました。さらに、ワークショップを通じ、エネルギーと資源を循環させて使い続けられるような社会のシステムを確立しなければならないと感じ、そのために何ができるかを考えなければならないと思いました」と感想を述べました。また、同メンバー小野村樹さん(医学部医学科5年)は「これまでは循環型社会について、ぼんやりとしたイメージしか持てなかったが今回のTICOのワークショップを体験し、具体的に循環型社会とはなんなのか、どのように実際の社会で実現していくのかを学ぶことができました。今回、参加できなかったメンバーにも学んだ内容を共有し循環型社会に対してより深い理解を得ることができるよう努めたい。」と抱負を語りました。

challenge1.JPG

challenge2.JPG