サイエンスコミュニケーターが「子ども科学館フェスティバル」で科学教室を開催しました

東海大学チャレンジセンター・サイエンスコミュニケーターが5月4・5日の2日間、伊勢原市立子ども科学館(神奈川県伊勢原市)で開催された「子ども科学館フェスティバル」で科学教室を実施しました。本イベントは、同科学館が子どもの日に合わせて開催しているもので、本プロジェクトは”科学の面白さを通じて地域の方々とのつながりをつくる”ことを目的に、2013年より毎年出展しています。当日は、科学館内の限られたスペースを有効的に活用できるよう、1回のショー45分で15人が、紙1枚から種模型やバランス風車などのおもちゃを作成する「飛ばそう!回そう!紙のおもちゃ」を開催。種模型は紙を実際に存在する種の形に切って、落下させるとくるくる回る様子を体験できるもので、バランス風車は折り紙を半分に切り、周りを折って指に乗せたまましゃがみ、立ち上がると折り紙が回転するおもちゃです。2種類の紙おもちゃで遊んでもらいながら、子どもたちにその原理を伝えることで、植物の繁殖の仕方や種が飛ぶ時に作用する風の力を教えました。2日間併せて、子ども116名、保護者87名が来場し、メンバー30名が科学教室の対応にあたりました。

参加した子ども達からは「遊びながら植物がなんで種子を遠くまで運ぼうとするのかが学べた。」「簡単に作れてよかった。」といった感想をいただき、保護者の方々からは「教えていただいたおもちゃは、簡単に家でも作ることができて、子どもたちがいつでも理科を勉強しながら遊べてよい」といったお声をいただきました。また、イベントを主催した伊勢原市立こども科学館ご担当者さまからは「子どもたちが科学に興味を持ってくれました。次回もご参加いただきたいです。」といったお声掛けをいただきました。

プロジェクト広報リーダー佐藤千裕さんは(理学部化学科2年次生)は「イベント前にプロジェクトメンバー全員に種子模型とバランス風車の作成について講習会を開催し、子どもたちに楽しんで学んでもらえるポイントを共有しました。当日、科学教室の実施後に行ったアンケートでも高い評価をいただき、私たちプロジェクトが目指している「子どもの理科離れを防ぐ」を目的が達成できたと実感できました。また、事前講習会を開催し科学教室の成果を高めるために、予めメンバー同士で学び合う大切さを認識しました。」とイベントを振返りました。

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