3.11生活復興支援プロジェクトが「おもいでをかざろう」を開催しました

東海大学チャレンジセンター・3.11生活復興支援プロジェクトが2月4日、小指観音堂(宮城県石巻市小指地区)において「おもいでをかざろう」を開催しました。

本企画は3.11生活復興支援プロジェクトが主催し、昨年度解体移設工事を行った小指観音堂(旧:どんぐりハウス)を小指地区の住民の方に復興のシンボルや集会所以外にも思い出を振り返る場として日常的に親しみを持って使用できる場所にしようと開催したものです。

当日は、小指観音堂内部の壁に、写真を飾るためのコルクボードや、子供たちを対象にした黒板シートを設置し、小指地区に対する思い出を様々な形で残せるようにしました。また、今まで学生が関わってきた活動時の写真や、小指地区の風景の写真を使用したアルバムも設置しました。今回のイベントは、小指地区と隣の相川地区における伝統的なお祭りである「春祈祷」と同日に行ったため、多くの住民の方にコルクボードやアルバムの存在を知ってもらうことが出来ました。また、過去の活動を目に見える形で写真にし、展示することで住民の方に小指観音堂に親しみを持っていただくことができました。

参加者からは「写真を見てこれまでのことを振り返るのは楽しい」といった声や当プロジェクトが春祈祷にも参加したため「学生がこのように参加してくれることで地区の伝統的なお祭りに活気が出るから嬉しい。これからも小指地区をよろしく」といった感想をいただきました。

プロジェクトメンバーの大野賢斗さん(工学部建築学科1年次生)は「多くの住民の方と交流することができました。これからはこの関係をより深めながら、親しみを持って使ってもらえるような小指観音堂を住民の方ともに作り上げて行きたいです」と語りました。

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