代々木キャンパスで2月24日に、「電気自動車・燃料電池車・ソーラーカー製作講習会-エコ電気自動車の設計・製作を担えるエンジニアを育成する-」(主催:日本太陽エネルギー学会,東海大学チャレンジセンター)が開催され、東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームが運営をサポートしました。この講習会 は、多様なエネルギーについての最新の研究成果を共有するとともに、研究者や技術者の交流の場を提供することを目的に行われているものです。学生たちは受付や司会進行を担当。会場には他大学の学生や教員、高校生、企業関係者など約250名が集まりました。
はじめに、日本太陽エネルギー学会理事兼事務局長の川越繁一氏と東海大学チャレンジセンターの岡田工センター長(現代教養センター教授)が開会のあいさつ。続いて、ソーラーカーチームの総監督で日本太陽エネルギー学会の理事を務める現代教養センターの木村英樹所長(工学部教授)が登壇し、「本講習会は、ソーラーカーや電気自動車の大会出場を通して、省エネルギー技術を学ぶ機会を増やすとともに、技術レベルの向上を目的として20年以上実施してきました。開催当初に比べ、技術レベルは確実に高くなっています。ソーラーカーのセッションを持っているのは日本太陽エネルギー学会だけですので、この機会にぜひ専門的な議論を交わしていただければと思います」と語りました。
講習会では、電気自動車・燃料電池車・ソーラーカーの設計や走行に携わる企業関係者や、工学院大学ソーラーカーチームのメンバーなどが、最先端の技術革新や普段の活動内容を紹介しました。本学からは、ソーラーカーチームを指導する工学部の福田紘大准教授と佐川耕平助教が、「2017年型ソーラーカーTokai Challengerの開発(電気編)(空力・機械編)」と題して講演。昨年10月にオーストラリアで実施された世界最高峰のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」(WSC)を振り返り、走行したマシンの開発や製作の要点について語りました。また、会場の外ではソーラーカーチームや関係企業がブースを出展し、活動内容や新製品について紹介しました。