東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトが3月3日に湘南キャンパスで、近隣の小学生を対象としたものつくり体験イベント「キッズチャレンジ」を開催しました。ものつくりを通じて考える力を身につけ、完成時の達成感を感じてもらおうと、毎年開いているものです。当日は、平塚市立みずほ小学校と秦野市立大根小学校、同広畑小学校の児童40名と保護者らが参加しました。
はじめに、世界大会に参戦したソーラーカー「2017年型Tokai Challenger」の試走を実施。子どもたちは、「すごく静かで早い」「乗ってみたい」などと目を輝かせていました。続いて19号館で、本プロジェクトの「ソーラーカーチーム」と「人力飛行機チーム」が動画やクイズでそれぞれの活動を紹介。休憩をはさんで、子どもたちが学生の指導を受けながら、ソーラーパネルを装着したペットボトルのミニカーと飛行距離の長い紙飛行機作りに取り組みました。
小学生は、「建学祭でソーラーカーを見て、もっとくわしく知りたいと思って参加しました。自分もソーラーカーを作って運転したい」「お兄さんが優しく教えてくれました。紙飛行機が遠くまで飛んでうれしかった」などと話していました。また保護者からは、「子どもの興味を引き出し、感性を刺激するイベントを開いていただき感謝しています」「子どもたちが熱心に取り組んでいました。ぜひ今後も続けてほしい」といった感想が聞かれました。
企画責任者を務めた小野田樹晃さん(工学部動力機械工学科1年次生)は、「完成したソーラーカーを走らせたり、紙飛行機を飛ばしたりしているときの子どもたちの笑顔を見てほっとしました。楽しんでくれてよかった」とコメント。「メンバー同士のコミュニケーションや各班の連携、シミュレーションの大切さなど、さまざまな学びがありました。この経験を生かし、さらにイベントを充実させたい」と話していました。