阿蘇は箱舟プロジェクトがオオルリシジミ不法採集防止パトロールを実施しました

東海大学チャレンジセンター・阿蘇は箱舟プロジェクトが5月1・2・6日の3日間に渡り南阿蘇村にてオオルリシジミ※不法採集防止パトロールを実施しました。

本活動は「オオルリシジミを主とした,不法採集防止のためのパトロール活動であり、プロジェクトメンバーが実際に生殖地に足を運ぶことにより自然保全活動を肌で感じてもらうこと」が目的で、本プロジェクトが発足時から実施している活動となります。
当日はプロジェクトメンバー15名が参加し、草原を歩きながら双眼鏡を用いり半径300mをパトロール。また、草原にあるオオルリシジミの食草であるクララ※などの植物や昆虫の観察も同時に行い初参加のメンバーに教えることもできました。
プロジェクトメンバーの水口大河さん(農学部応用植物科学科1年次生)は「オオルリシジミなどの貴重な蝶や動植物を観察することができ、良い経験ができました。オオルリシジミが卵を産むクララの保全は重要であると感じました。」と語りました。

※オオルリシジミ・・・チョウ目シジミチョウ科に属する蝶の一種。環境庁レッドデータブックの絶滅危惧IA類、熊本県の特定希少野生動物に指定され、阿蘇郡南阿蘇村では「村蝶」として保護活動が進められている。
※クララ・・・マメ科クララ属。多年草「クララ」は、根がくらっとするほど苦いことから「クララ」と呼ばれる。オオルリシジミが花穂や新芽に卵を1つずつ産みつけ、幼虫が食草する。

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