阿蘇援農コミュニティープロジェクトが「5月の短期援農」に取り組みました

阿蘇援農コミュニティープロジェクトが5月1~3日、12・13日、19・20日、26・27日に「5月の短期援農」を実施しました。本プロジェクトは “阿蘇地域の農家を対象に、作業負担の軽減と自らの知識と技術を向上することの一環として行い、地元農家さんの協力を得て、メンバー同士・農家さんとの交流、さらに援農への理解を深めること”を目的に、土日・祝日などの休日を利用して定期的に援農活動を行っています。

今回の活動では各地区の農家を1日から27日まで11回に分けて訪ね各農家で作業補助を実施しました。

以下活動内容

【1~3日】

参加メンバー数:15名 活動場所:南阿蘇村

作業内容:イチゴの花出し、葉入れ、ランナー※切り、トマト苗の定植

【12日】

参加メンバー数:5名 活動場所:西原村

作業内容:サツマイモの定植

【12・13日】

参加メンバー数:9名 活動場所:菊鹿町

作業内容:ブドウ園で芽かき、摘芯※

【19・20日】

参加メンバー数:6名 活動場所:菊鹿町

作業内容:ブドウの芽かき、摘芯、ブドウの誘引(テープナー※を使用)

【26・27日】

参加メンバー数:16名 活動場所:植木町

作業内容: ニンニク泥落とし・茎の切り落とし

【27日】

参加メンバー数:6名 活動場所:熊本県西区

作業内容:タマネギの収穫・葉と根の切り落とし作業

訪問した農家さんからは「シルバー人材が一人も雇用できないため作業が滞ってしまっています。今後もできれば継続してお願いします。」といったお言葉をいただきました。

プロジェクトメンバーの平賀絹子さん (農学部応用動物学科3年次生)「手作業で無農薬ニンニクの泥落とし、収穫、茎と根っこの剪定を行いました。とてもいい天気の中、広い畑でニンニクの泥落としをしてニンニクとスポンジ※を分けていきました。農家さんからスポンジが出来る理由や見分け方について教えてもらうことができて良かったです。国産ニンニクが外国産よりも高い値段であることに納得しました。とても楽しい1日でした。」と語りました。

※ランナー・・・ツル状で地上をはい、先端の芽が根を出して生長して繁殖する茎

※摘芯・・・果樹などの頂芽を摘みとること。芯を止めること。側枝を伸ばすためやよい花や実を得るために行う

※テープナー・・・ブドウ・キウイ等の果樹、キュウリ・トマト・ナス等の果菜類の誘引作業を効率化

※スポンジ・・・イモグサレセンチュウの被害にあってしまった商品価値のないニンニクのこと。根の生え際が膨張しスポンジのようになっている状態。

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