熊本復興支援プロジェクトが熊本県内各地で交流活動を行いました

東海大学チャレンジセンター・熊本復興支援プロジェクトが9月2日から6日まで、熊本県内でボランティア活動や現地の学生、地域住民らとの交流に取り組みました。本プロジェクトは、平成28年熊本地震の被災地でボランティア活動を行いながら、熊本の現状や被災地の声を全国に届けることを目的とした報告会や防災教室などを開催しています。

今回の活動では湘南キャンパスで学ぶプロジェクトメンバー20名が現地を訪問。初日に熊本地震で被災した本学阿蘇実習フィールドを訪ね、熊本キャンパスの職員から被災状況などについて説明を受けました。続いて、震災前に農学部の学生たちが暮らした下宿・アパートのあった近隣の黒川地区を見学し、熊本キャンパスを拠点に活動するチャレンジセンター・ユニークプロジェクト「阿蘇復興への道」のメンバーから地震前の学生たちの生活や地元住民との交流、地震発生後の様子などについて話を聞きました。さらに、熊本キャンパスへと移動し、両プロジェクトによる意見交換会も行い、それぞれの活動について紹介したほか、今後の協力について意見を交わしました。

4日には熊本キャンパスで荒木朋洋九州キャンパス長(学長補佐)と面談し、地震発生当時農学部長を務めていた荒木キャンパス長から震災時の対応などについて説明を受けた後、チャレンジセンター・阿蘇援農コミュニティプロジェクトと同ユニークプロジェクト「熊本地域プロデュースプロジェクト」のプロジェクトメンバーと交流。5日は益城町東無田地区の農家でニラの収穫作業を手伝ったほか、以前から交流活動を続けてきた同町にあるテクノ仮設住宅団地も訪問。住民との「お茶会」で親交を深めました。

プロジェクトリーダーの中川蘭夢さん(理学部数学科3年次生)は、「荒木先生のお話しを通じて、震災当時の様子やその後の対応など詳しく知ることができました。やはり現地での活動でした知り得ないことが多いのだとも実感しました。プロジェクトでは11月の建学祭で展示を行うとともに、今年度は来場者の方に防災について体験してもらえるブースも計画しています。私たちの活動は現地で見聞してきたことを、学生をはじめ関東地区で暮らす人たちにどのように伝えていくかが大切であり、そういった機会を通じて今回の経験を発信していきます」と話しています。

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