「阿蘇復興への道」が湘南キャンパスの学生と交流活動に取り組みました

熊本キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクト「阿蘇復興への道」が9月2日に、湘南キャンパスの学生で結成された同センターの「熊本復興支援プロジェクト」と交流活動に取り組みました。「阿蘇復興への道」は、熊本地震からの復興を目的にさまざまな支援活動を展開しています。地震で甚大な被害を受けた本学の阿蘇実習フィールドがある熊本県南阿蘇村を中心に、農学部と経営学部の学生約40名のプロジェクトメンバーが、県内外の来訪者の依頼を受けて震災の記憶を伝える「語り部」に取り組んでいるほか、南阿蘇村での復興イベント開催に向けた活動に取り組んでいます。

今回は熊本復興支援プロジェクトの熊本県内における活動に協力。同日に熊本入りした湘南キャンパスの学生20名を阿蘇実習フィールドで出迎えると、熊本キャンパスの事務職員とともに熊本地震で被災した1号館などの建物を案内しました。続いて、震災前まで農学部の多数の学生たちが暮らした黒川地区で、プロジェクトリーダーの井手良輔さん(農学部バイオサイエンス学科3年次生)による語り部を実施。同地区での学生の生活や震災時の様子などについて語りました。その後は場所を熊本キャンパスに移動して両プロジェクトによる意見交換会も行い、井手さんは震災後に各地で農学部の学生たちが行った募金活動がプロジェクト活動開始の契機となったことや「地域の人たちのために“道”をつくろう」という思いを込めたプロジェクトの名称を紹介し、「今後もイベントの開催やSNSなどを通じた情報発信活動を充実させていきたい」と話しました。

また、熊本復興支援プロジェクトの活動紹介などに続いて質疑応答も行い、湘南の学生たちから寄せられた「関東の学生たちにどういったことを伝えたいか」「実際に大きな地震を経験して、必要な防災面の備えは?」といった質問に一つひとつ丁寧に答えたほか、今後の協力体制について意見を交わしました。

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