阿蘇復興への道が「語り部」を実施しました

東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクトの阿蘇復興への道が9月10・18日に震災前まで農学部の多数の学生たちが暮らした黒川地区(熊本県南阿蘇村)にて「語り部」を実施しました。本企画の参加者は県外の方々が多く、実際に現地にて徐々に変化していく黒川地区や進む復興を体感していただくと同時に、いまだに震災の記憶が残っている場所や残された課題、また、もと通りになったように見えて残る傷を伝えています。今回は10日に青山学院大学女子短期大学様、18日は跡見学園女子大学様より依頼を受け実施しました。

当日は両日ともに被災現場を歩きながら震災当時の状況や震災以前の暮らしなどを説明を行いました。熊本地震から2年経ち、黒川地区も更地等が増えているため、当時の状況がわかるよう写真を用いました。現地にて「語り部」することは当時の悲惨さと現在の整備された風景を参加者自身の目で確認し体感していただけるように行っています。各ポイントでは参加者の方から質問も出て、被災現場の実態を学んでいました。

参加者からは「被災地の状況を肌で感じ現在の復興状況や当時の被災状況を事細かに知ることができました。」「生の話だからこそ、刺さる部分があって、とても良い教訓を得ることができました。」と感想をいただきました。

プロジェクトリーダーの井手良輔さん(農学部バイオサイエンス学科3年次生)は「東京とは全く違った場所、阿蘇では土砂崩れが起きたが、東京では、高層ビルが立ち並び人もとても多いので震災にあったとき、どの場所で被災に合うかで起こることも違ってくるだろうと話しました。地震に限らず自然災害に関心を持つと自然と情報が集まり、想像力もついて判断ができるようになるのでそういった意識をすることが大事であること伝えました。」と語りました。

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