Connectが「本を探せ!リターンズ~本の森の探検隊になろう~」を開催しました

東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクト「Connect」の物語班が、10月21日に秦野市立図書館で「本を探せ!リターンズ~本の森の探検隊になろう~」を開催しました。学生有志が2017年に結成した本プロジェクトは、「学習班」「物語班」「子ども食堂」の3班で活動しています。今回の催しは、図書館司書や国語科の教員を目指す学生たちからなる「物語班」が企画し、今年3月の第1回に続いて子どもたちに本や図書館に興味や親しみを持ってもらおうと実施しました。

当日は、4歳から小学6年生までの11名が参加。子どもたちを3班に分け、学生が2名ずつ加わって初めに自己紹介をしました。その後、学生が班ごとに「3分以内にイタリアの本を探してみよう」などとお題を出し、子どもたちは本棚に書いてある分類などを手がかりに目当ての本を探索。しかし時間内には見つからず、企画リーダーの半沢泉さん(政治経済学部政治学科2年次生)が、「みんなにヒントが書かれた魔法の本をプレゼントします」と話し、同班が3月のイベントに向けて秦野市立図書館の本の分類をまとめたオリジナル冊子『本の住処 分類番号から本を探そう』を手渡しました。先生役の学生が使い方を説明し、「南アメリカ史の分類数字は何番でしょう」「32の本はどこにある?」「ケーキについての本を探してみよう」と本に関するクイズを出題。子どもたちは『本の住処』を手に再び本を探しに出かけ、「ケーキの番号ってあるのかな?」「料理って書いてある棚があるよ!」と話しながら目当ての本を見つけていきました。

続いて、色画用紙にシールを貼って絵を描いたオリジナルの「しおり」作りに挑戦。最後に半沢さんが、「次に図書館に来るときにはこの『本の住処』を持ってきて、本を探してみてください。読みたい本が見つかったら、しおりも使ってね」と声をかけると、子どもたちは「楽しかった!」「またやってね」と笑顔を見せていました。

半沢さんは、「どうすれば子どもたちに伝わるかを考えながら、話す順番を決め、クイズを作るなど、約半年かけて準備してきました。イベントだけでなく、子どもたちにとって図書館が第二の居場所になったらうれしい」とコメント。Connectのリーダーを務める清水葉月さん(文学部心理・社会学科4年次生)は、「3月に開催した時は、自分たちで一から企画を考え、図書館に交渉するところから始めました。好評いただいたおかげで今回第2回を開催でき、リピーターの子も来てくれて、楽しそうな姿を見られてよかったです。来年3月には平塚市立図書館でも同様のイベントを開催する予定なので、今回の経験を生かして準備していきたい」と語りました。

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