TICCが「秦野市立大根中学校 異文化理解授業」に協力しました

東海大学チャレンジセンター・Tokai International Communication Club(TICC)が11月14日に秦野市立大根中学校(神奈川県秦野市)にて「異文化理解授業」(主催:秦野市社会福祉協議会)に協力しました。本イベントは秦野市立大根中学校福祉教育の一環として、「異文化理解」をテーマに秦野市社会福祉協議会より依頼を受け「世界の食文化の違いや、実際の生活や現状について話を聞くことで、その文化を知っていれば異文化と出会った時に受け入れやすくなること、また、自分の当たり前は他人の当たり前ではないということを学びこと」を目的に開催されました。

当日は大根中学校1年生32名に授業を実施し、3・4人のグループに分かれて、最初に世界の給食や珍しいものを食べる文化など「食」をテーマにした異文化クイズを行ました。続いて、東海大学に在学中のオーストラリア・韓国出身の留学生1人ずつに参加してもらい、各国の文化に関連のある写真を5枚ずつ用意し、オーストラリアは”中学生の制服”韓国は”蚕の缶詰”の写真を中学生たちが選び、写真について留学生に解説してもらいました。その後それぞれの国について質疑応答の時間を設け、中学生からは「クリスマスはどんな風ですか?」「流行しているものはありますか?」など質問が上がり、留学生たちは真摯に回答していました。

最後にプロジェクトメンバーより「自分の知らない文化を偏見の目で見るだけでなく、意味を知ることで”自分の当たり前は他人の当たり前ではない”ということに気がつくことができること。そしてそれを受け入れられたときに多文化共生の実現ができます。」とまとめ、授業を終えました。

参加した中学生からは「お互いに文化を知っておくだけで争いなどが起こらないのかなと思いました。」「ゴギブリを食べる国があるって聞いて驚きました。」「オーストラリアのクリスマスは季節が夏というのはびっくりしました。」などと声が上がりました。

プロジェクトメンバーの伊藤朱音さん(理学部化学科3年次生)は「中学生の前で授業として話すことは、なかなか経験できない貴重な機会でした。約1クラス分の中学生を前に、どのように話せば良いのか、どのようにアプローチをすることで異文化理解への興味を持ってもらうことができ、理解を深めてもらうことができるのかの道筋は1つではないと考えていました。それを考えながら準備を進め授業を行うことができ良かったです。」と語りました。

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