ロボPが「新座市立片山小学校プログラミング出張授業」を実施しました

東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクトのロボPが11月20日に新座市立片山小学校(埼玉県新座市)にて「プログラミング出張学習授業」(主催:ロボP)を実施しました。

本企画は「子どもたちにこのプログラミング的思考を学んでもらうことで、問題解決力の向上や、2020年からの新小学校学習指導要領に十分対応できる能力を身に着けてもらうこと」を目的に今回初めて開催しました。このプログラミング的思考とは「目標達成のために具体的な行動をともなった問題解決」の考え方であり、2020年度から新小学校学習指導要領におけるプログラミング教育の中で培う学習内容となっており、先行的にプログラミング教育の実践に取り組む学校や教育委員会も現在増えてきています。

当日は小学校5年生78名に対し、本プロジェクトが制作したラジコンカーとそれを動作するためのアプリを使用し授業を行いました。授業は前後半に分け構成し、前半はロボットやタブレットの使用方法、後半にロボットを実際に走行させました。「進む、曲がる、下がる、繰り返す、条件分岐」といった命令をロボットに送ることができる命令ブロックを組み合わせて、指定されたコースをクリアする事を目標として取り組んでもらいました。子どもたちにはコースをクリアするために何をしなければいけないのかを考え、逆算的思考を育みました。

子ども達からは「ラジコンカーを作るのにどのくらいお金がかかったの?こういうのが欲しかったんだ。」などの声が上がりました。

校長先生からは「子どもたちが楽しそうにしていてとても良かった。この内容ならどの学年の生徒でも取り組めそうなので、良ければ他の学年の生徒にも授業をして欲しい。」とお言葉をいただきました。

プロジェクトメンバーの川口宗也さん(情報通信学部通信ネットワーク工学科2年次生)「今回のイベントで、私は子どもたちに向けて操作説明やコースを攻略するヒントを与える役を行いました。子ども達は逆方向に回ることでカーブする量を調整するなど私が思いもしないような方法でコースを攻略していて、子どもたちの柔軟性に驚かされました。子どもたちのように失敗を恐れずに果敢に挑戦する事で、思いがけない妙案が浮かぶ事があるということを学びました。人に何かを教える時、教える側も多くを学ぶことができるので、今後もこのようなイベントを開催していきたいと思います。」と語りました。

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