熊本復興支援プロジェクトが大根中学校で防災教室を開催しました

東海大学チャレンジセンター・熊本復興支援プロジェクトが1月18日に秦野市立大根中学校で「防災教室」を開催しました。本プロジェクトは熊本地震の被災地を訪ね、現状を学びながら、湘南キャンパス周辺でイベントを開催し、大学生や地域住民らにも防災意識を高めてもらおうと、さまざまな活動を展開しています。

当日は大根中の2年生3クラス、約100名が参加。メンバー14名が各クラスに分かれて、防災クイズを実施し、熊本地震の被災地の様子を写真で紹介しました。防災クイズ「リアル防災ゲーム」では、生徒たちにはさみやテープ、金属バット、スリッパなどのイラストが書かれたカードを配布。「友達と一緒にいるときに地震が発生しました。家具が倒れてきて挟まってしまった友人を助け出すためには何を使う?」「避難所へと移動中に寒さで凍えたおばあさんを見つけました。温かくしてあげるには何を使う?」といった問題を出題。生徒たちは4名から5名のグループに分かれて答えを考え、選んだ道具をどのように使うのか発表していました。すべてのプログラムを終えるとメンバーたちは生徒たちに「くまふく防災プログラム修了証」を授与していました。

防災教室を見守った大根中の松本和信校長は、「東海大学の学生には、中学生が放課後に勉強を教わったり、宿題を見てもらったりする『ESD塾』も開いてもらっています。校舎が湘南キャンパスの近くにあることもあり、生徒にとって大学生は身近な存在。今回の防災教室も中学校ではなかなかない機会なので、とてもありがたい」と語り、参加した中学生は、「楽しみながらしっかり学ぶことができてよかった」「大学生のみなさんのお話はとてもわかりやすく、引き込まれました」「身近なものでも工夫すれば役立つものにかわって、命を助けられるのかもしれないと考えるとすごいと思いました」と話していました。また、メンバーたちは「中学校で授業をするという貴重な機会をいただいて、自分たちにとっても学ぶことが多かった」「中学生に伝えたかったことが伝わったという手応えを感じました」と語りました。

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