病院ボランティアプロジェクトが「筋肉貯金」をテーマに医療セミナーを開催しました

東海大学チャレンジセンター・病院ボランティアプロジェクトでは2月23日に伊勢原キャンパスで、第16回医療セミナー「筋肉貯金~寝たきり予防を始めよう~」を開催しました。本セミナーは、地域の人々に医療や健康に関する情報を提供しようと毎年実施しているものです。今回は、体育学部生涯スポーツ学科の八田有洋准教授が講演し、近隣住民ら約200名が聴講しました。

八田准教授は、要介護状態になる原因の1位と2位である「脳卒中」と「認知症」の予防にはウオーキングなどの有酸素運動が有効であることを説明し、正しい姿勢や効果的な歩き方を紹介。また、3位から5位の「衰弱」「関節疾患」「骨折・転倒」の原因が筋肉量の減少にあると語り、筋力強化のためのレッグエクステンションやスロースピードのスクワット、インターバル速歩について解説しました。最後に、「健康寿命を延ばすためには、下肢の筋肉量を増やすことが大切です。無理をせずに、自分に合った方法で続けてください」と語りました。講演後には、会場から多くの質問が寄せられました。

来場者は、「トレーニングの際には鍛えている筋肉を意識するなど、すぐにできる留意点を説明していただき参考になりました」「筋力アップのための正しい運動法を学べてよかった。家族や友人にも伝え、楽しみながら続けようと思います」などと感想を話していました。

本企画のリーダーでプロジェクトの広報担当も務める吉田早紀さん(教養学部芸術学科音楽学課程2年次生)は、「大学の地域連携センターが発行している広報紙『ちえん』や伊勢原市周辺のタウン情報誌に開催案内の掲載をお願いしたこともあり、おかげさまで多くの方に参加していただきました。駐車場やトイレの案内係を配置したほか、開演直前には一人ひとりを空席までご案内するなどの工夫をしたことで、スムーズに進行できたと思います。今後も医療や健康の話題に関心を持ち、地域の皆さんに役立つセミナーを開催したい」と意欲を見せていました。

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