[湘南]3.11生活復興支援プロジェクトが大船渡市三陸町越喜来で「夏のこども教室~Let’s Bamboo Challenge~」を開催しました

東海大学チャレンジセンター・3.11生活復興支援プロジェクトが8月9日に、大船渡市三陸町越喜来の浦浜地区緑地広場(ど根性ポプラ広場)で「夏のこども教室~Let’s Bamboo Challenge~」を開催しました。本プロジェクトでは2011年3月の東日本大震災発生直後から、同地区に応急公民館を建設したほか、地域交流イベントの開催や復興まちづくりに積極的に協力するなど、さまざまな支援活動を継続的に展開してきました。今回のイベントは、復興が進む被災地において震災前のコミュニティーが戻りつつある中、このコミュニティーを将来にわたって維持していくためには子どもたちに地元への愛着を持ってもらうことが不可欠であるとの思いから企画したものです。

プロジェクトでは、地域資源を有効活用したアクティビティーを通して楽しい思い出をつくってもらうために、地元の竹を活用した工作や遊び、料理を用意。当日はプロジェクトメンバー14名とアドバイザーの堀本麻由子准教授(現代教養センター)が現地に入り、子どもたちとともに工作では竹を使って皿と箸、弓矢を製作したほか、レクリエーションではその弓矢を使ったシューティングゲームを楽しみました。さらに、竹を使った飯盒炊爨とバームクーヘンづくりも実施。竹の心棒に塗った生地を学生と子どもたちが力を合わせて回して焼き上げました。

本プロジェクト泊地区リーダーの國田奈津海さん(法学部法律学科2年次生)は、「昨年度も竹を使った工作を行いましたが、ものづくりだけでは一人で没頭してしまうので今回は共同作業が必要な料理も盛り込みました。子どもたちには学年の枠を超えて協力してもらえたと思います。将来大きくなった時に”こんなに楽しいことがあったな”と思い出してもらえたらうれしい」と充実した表情で語りました。プロジェクトリーダーの越光蓮さん(工学部建築学科2年次生)は、「地元への愛着を高めてもらうためには人が集うイベントが不可欠と考え、企画を進めてきました。子どもたちは進学や就職などでいつかはこの場所を離れるかもしれませんが、地元の思い出が強ければ地元に戻ったりさまざまな形で地域の活性化に貢献してくれたりするのではないでしょうか。復興支援という面から見た時にこの活動は根本的な課題の解決ではないかもしれませんが、コミュニティーが震災前以上に強くなってくれることを願っています」と話しました。

大船渡イベント (1).jpg

大船渡イベント (2).jpg

大船渡イベント (3).jpg

大船渡イベント (4).jpg

大船渡イベント (6).jpg