[湘南]TDSTが「IWRC2019 競技説明会」を開催しました

東海大学チャレンジセンター・Tokai Dream Space Team(TDST)が9月8日に本学湘南キャンパス(神奈川県平塚市)にて「Intelligent Water Rocket Competition 2019 (IWRC2019) 競技説明会」を開催しました。本企画は、”TDSTが若者に新たなことに挑戦し、かつ確実に目標を達成する力を楽しみながら身に付けてもらうこと”を目的とし、ITや宇宙関連企業などの協力を得て、2015年度から始めた取り組みで、今回が5回目の開催となります。

大会はマイクロコンピューターや電子回路を使用した模擬人工衛星ペットボトルロケットが題材となり、評価基準は「ミッション達成」「プロジェクトマネジメント」「安全審査」の三項目を評価とし、全4日間の競技大会となります。

今回は1日目の「競技説明会」を実施し、参加者にIWRC2019の競技目的・競技内容・開発・採点基準など大会に参加するにあたっての情報を周知しました。また、TDST初代代表澤井萌氏による基調講演を実施。澤井氏はTDST発足の経緯やIWRCで参加者に学んでもらいたいこと、IWRCでの学びが社会でどう役立っていくのか、ものつくりについてのアドバイスをお話いただきました。 最後に協賛・協力企業5名と澤井氏による「パネルディスカッション」が行われ、”ミッションを考えるコツ””ペットボトルロケットだからこそ難しいこと”など8テーマに沿ってディスカッションされました。

参加者からは「企業から共通して出された言葉が、コミュニケーションという言葉であった。成功する秘訣はコミュニケーションとも言っていたので、自分達のチームもコミュニケーションを多くとって、優勝しようと思った。」と声が上がりました。

プロジェクトメンバーの天野由紀子さん(工学部精密工学科2年次生)「本大会に参加してくださった全ての方に、感謝の気持ちで一杯になった。各チームの自己紹介の時に、それぞれのチームの個性が既に感じられて、本番打ち上げの日にどんなペットボトルロケットが打ち上げられるのかとても楽しみになりました。この大会が終わった時に自分が成長したと感じられるようになりたいと思いました。」と話しました。

【パネルディスカッション登壇者】

NPO法人日本ITイノベーション協会理事 大串結子氏

有人宇宙システム株式会社安全開発保証部部長  大賀公二氏

ルネサスエレクトロニクス株式会社ブロードベーストマーケティング統括部オンラインサポート部がじぇるね課 岡宮由樹氏

株式会社アジャスト代表取締役 保谷博氏

株式会社IHIエアロスペース宇宙輸送システム技術部ロケット技術室 増田純一氏

TDST初代代表 澤井萌氏