「Beijo Me Liga」は、日本に住む外国にルーツを持つ子どもとの交流を通して、異文化交流の促進を目指している。例年は月に1度、群馬県伊勢崎市にあるひまわり学習インターナショナルスクールを訪問し、日本語教室や文化体験講座などを開催。夏と冬には全国のインターナショナルスクールから子どもたちを湘南校舎に招き、「マルチカルチャーキャンプ」を開くなど、多彩な活動を展開してきた。
今年度は新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインでの活動が中心となる中、プロジェクトリーダーの保田和真さん(教養学部3年)は、「これまでに触れ合ってきた子どもたちとの絆がなくならないように、メンバーと活動方法を模索してきた」と振り返る。
コロナ禍でもひまわり学習インターナショナルスクールと定期的にオンラインミーティングを開いたほか、5月からは手づくりのカルタや短冊など日本文化を伝えるプレゼントを送った。
8月9日にはオンラインで風鈴絵付け教室を開催。事前に郵送したキットを使って、メンバーが画面越しにアドバイスを送りながら、子どもたちと交流を深めた。「コロナ禍のような苦境でも思いがあれば、行動を起こせると学んだ」と保田さん。プロジェクトの広報を担当する篠田賢さん(工学部2年)は、「自分たちの活動をSNSなどで積極的に発信し、多くの人が異文化交流に興味を持ってくれたらうれしい」と話した。