東海大学チャレンジセンター・Tokai International Communication Club(TICC)が1月19日にオンラインで「日本の未来を考えるワークショップ For the Future『多様化するセクシャルマイノリティに対して私たちはどうあるべきか』」を開催しました。TICCでは本学に在籍する留学生や地域に住む外国人への支援、多文化共生社会の実現に向けて多彩な活動を展開しています。今回のワークショップは、学生や地域住民に、LGBTをはじめとした性的少数者や性の多様性について理解を深めてもらおうと企画したものです。
当日は約30名が参加。メンバーたちがLGBTに関する知識や国内外の取り組みをスライドで紹介し、「一言で性別といっても多様な性があります。近年ではLGBTという概念のほかに、新たにSOGI(ソジ)という言葉が使われ始めています。SOとはセクシュアルオリエンテーション(性的指向)のことで、好きになる相手の性を指します。GIとはジェンダーアイデンティティの略称で、自分自身を男性と認識するのか女性と認識するのか、あるいはどちらとはっきり決められない、どちらでもないなども含みます。このように多様な性があることを理解することが大切で、国内外で多くの取り組みが展開されていますが、同性婚などが宗教上の理由などにより、認められていない国も多くあります」と説明しました。
ワークショップの中では、セクシャルマイノリティに関するニュース記事を読み、グループで意見交換も行いました。企画リーダーを務めた藤原采音さん(理学部数学科2年次生)は、「春からオンラインで準備をはじめ、メンバー内での意見交換会などを毎週実施してきました。こちらがただ話し続けるのではなく、グループワークなども交えてさまざまな意見を聞けたこともよかったと思います」と話していました。