理系教育センターの栗田太作准教授が「2022年度ティーチング・アワード」の優秀賞に選ばれ、４月１日に湘南キャンパスで行われた授賞式で松前義昭学長から賞状と目録が授与されました。本学では教育の質向上を目指し、2002年度から優れた授業を行う教員らを「ティーチング・アワード」として顕彰しています。学生による授業アンケートなどの結果に基づき、ユニバーシティビューローを中心とした厳正な審査を経て学長により決定されるもので、2022年度は５名に優秀賞を授与しました。
栗田准教授は、「データサイエンス入門、基礎」「プログラミング基礎」などの科目を担当しています。授業では、前半に前の授業の内容を復習して記憶の定着を促し、後半に新しい内容を説明。「前回学んだことをしっかりと把握した上で新しい内容を学ぶと理解が深まります。“わかる”“できる”と実感できればそれが学ぶ楽しさにつながり、学習へのモチベーションが上がります」と話します。また、遠隔授業でも円滑なコミュニケーションを意識し、チャットや音声でいつでも問いかけられるよう配慮。学生が質問しやすいように、説明した後に一呼吸置いて反応を待つといった工夫もしています。
栗田准教授は、「賞をいただいたことを大変うれしく思います。学んだ知識は他の知識とつながって知恵になり、それが行動の変化となって表れます。学生たちには、知識のつながりの大切さに気付いてほしいと願って授業に臨んできました。これからもその思いは変わりませんが、一方で、時代の流れとともに変化する学生たちの意識に合わせ、授業スタイルを進化させていかなければならないと考えています。これからも学生たちとコミュニケーションをとりながら、より充実した授業を展開すべく努めていきます」と話しています。
