品川キャンパスに12月18日、本学と学術交流協定を結ぶロシア・モスクワの国立研究大学高等経済学院(HSE)のニキータ・アニシモフ学長ら一行が訪問しました。HSEと本学では2019年度に学術交流協定を締結。本学が文部科学省から平成29年度「大学の世界展開力強化事業」の採択を受け5年間にわたって実施した「ライフケア分野におけるブリッジ人材育成」事業などを通じて交流を重ねてきたほか、日本人学生と一緒に英語や日本語の授業を受け単位認定など質の保証を伴う「複数専攻制度交流プログラム」を展開し、毎年留学生を受け入れています。
現在の日ロ関係は厳しい状況ですが、本学からは学校法人東海大学の山田清志理事、学長室(国際担当)部長の小山晶子教授(国際学部)、平和戦略国際研究所所長で駐ロシア特命全権大使も務めた上月豊久教授(同)らが出席し、両大学の学術交流協定に基づいた留学生交流の状況や、将来的な共同シンポジウムや研究交流の可能性などについて意見を交わしました。
また、併せて本学の複数専攻制度交流プログラムならびに日本の他大学へ留学中の学生と、本学教養学部国際学科、国際学部でロシア語や国際関係を学んでいる学生の交流会も実施しました。上月教授の授業を通じてこの会に参加した田代卓さん(教養学部4年次生)は、「読んでいた小説にロシアが出てきたことがきっかけで関心を持ち、ロシア語や歴史を学んでいます。今日はロシアの皆さんとお話ができて、さらに興味が深まりました」と話し、久保朱里彩さん(国際学部3年次生)は、「学部の授業で留学生と交流したことからロシアに関する勉強に取り組んでいます。まだロシア語は話せませんがいつかは留学したい」と語っていました。




