FIG会長の渡邊守成氏が湘南キャンパスで合宿中の体操・ウルグアイ代表チームを激励しました

本学体育学部卒業生で国際体操連盟(FIG)会長を務める渡邊守成氏が9月19日、湘南キャンパスで合宿中の体操・ウルグアイ代表チームを激励しました。ウルグアイチームは、9月15日から21日まで、日本体操協会の依頼を受けた本キャンパスの体操競技部と合同で練習に励んでいました。

渡邊氏は本学在学中に体操競技部に所属し、1981年には交換留学制度を利用してブルガリア国立体育大学に2年間留学。83年度に本学を卒業後、ジャスコ株式会社(現イオン株式会社)に入社し、イオン新体操スクールの設立・運営に注力するとともに日本体操協会では97年に理事、常務理事を経て2010年に専務理事に就任。13年からはFIG理事も務めました。17年にはアジア人で初めてFIG会長に就任し、18年からは国際オリンピック委員会(IOC)委員も務めています。今年4月には本学体育学部客員教授も委嘱しています。今回のウルグアイチーム合宿の受け入れにも関わりがあったことから、今回の訪問が急遽決定。ウルグアイチームと共に体操競技部の選手も男女そろって出迎えました。

当日は、まず体育学部の内山秀一学部長が渡邊氏に客員教授の委嘱状を手渡し、今後の活動への期待を述べました。続いて、渡邊氏がウルグアイチームの選手たちに、「私はFIG会長として、全ての選手は息子、娘だと考えており、強くなってほしいとの願いから世界各地を巡ってエールを送っています。皆さんも2028年のアメリカ・ロサンゼルス五輪に出場できるよう頑張ってください」と語りかけました。また、体操競技部の後輩たちには、「体操競技で得たスキルは、人類が生まれてから覚えるすべての体の動作の基本となるものです。その体操競技選手であることに誇りを持ち、社会に出てもこの経験を生かして、役立つ人材になってください。大学卒業以来、キャンパスを再訪するのは初めてですが、これからはもっと学生たちに触れ合えればと思います」と語りました。