ToCoチャレ「Global Innovation Project」(GIP)と「海中美化プロジェクト」が8月15日に、静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」で「うみんちゅラボ」を初めて開催しました。この催しは、湘南キャンパスを拠点にSDGs達成への寄与を目指すGIPと、静岡キャンパスを拠点に海洋ごみ問題の認知拡大に励む海中美化プロジェクト双方の活動に「海の環境改善に取り組む」という共通点があることから、海洋環境保全に向けた人材育成と活動理解を目的に両プロジェクトが企画しました。
当日は、両プロジェクトのメンバー約20名が参加。学生たちは初めに、みほしるべ周辺の海岸でプラスチック片やペットボトルキャップなどを拾い集めました。みほしるべに移動した後は、海中美化プロジェクトが海洋ごみに関するミニ講義を実施。「海で一番多く見られるのはどのごみでしょう?」などのクイズを出題したほか、管理されていない漁具が海中に残り意図せず生き物を捕獲する「ゴーストフィッシング」など生き物への影響を説明するとともに、学生が海中清掃中に撮影した写真も披露しました。その後のワークショップではグループに分かれ、海洋ごみを使った作品づくりに挑戦。メンダコや花火をモチーフにした作品や、ハーバリウムなどを作って楽しみました。



海中美化プロジェクトの渡邉沙紀さん(海洋学部3年次生)は、「自分たちで企画することに楽しさとやりがいを感じました。今後は一般の方も参加してもらえる、楽しく海洋ごみ問題を知ってもらえるイベントを開催したい」と話し、満田かなんさん(同)は、「キャンパスを越えた交流を普段活動している三保で行えてうれしく思いました」とコメント。GIPの近藤美優さん(情報通信学部3年次生)は、「他キャンパスのプロジェクトがどのような場所でどんな活動をしているかを知ることはなかなかないので、いい機会になりました。海について専門的な知識を得られたので今後の活動に生かしていきたい」と話していました。


