11月15日に神奈川韓国会館で開かれた「第23回神奈川韓国綜合教育院韓国語スピーチ大会」の日本人部門に国際学部国際学科の廣松莉央さん(3年次生)と小野寺龍偉さん(2年次生)が出場し、廣松さんが銀賞、小野寺さんが銅賞に選出されました。本大会は日本国内における韓国語学習者のコミュニケーション能力向上を目的として、神奈川韓国綜合教育院が毎年開催しています。「在日韓国人部門」と「日本人部門」の2部門で、参加者がそれぞれ好きなテーマについて発表。今回は20名が参加しました。

廣松さんは、「辛ラーメンとTOPIKどちらが辛いか」をテーマに発表。韓国語能力試験「TOPIK」の勉強とスピーチ大会の準備期間が重なって苦労したエピソードを語り、日本語と韓国語の表現の違いについてスピーチしました。受賞について、「キムミンス先生(語学教育センター准教授)に発音や表現など細かくアドバイスしてもらい、大会まで練習を重ねました。韓国の音楽や食べ物が好きで高校生のころから韓国語を勉強してきたので、こうした結果につながりうれしく思います。今は就職活動が始まっているので、語学力を生かして日本に支社がある韓国企業に挑戦したい」と話しました。小野寺さんは、自身が韓国語の勉強を始めたきっかけを「韓国語と韓国に関して」と題してスピーチしました。高校時代に旅行で訪れた韓国の市場で日本語を話す韓国人と接し、“韓国語で現地の人と話したい”と考え国際学部に進学。現在は湘南キャンパスで活動する日韓交流サークル「トンヘチング」の代表も務めています。「一つの言語を極めたいと思い勉強してきたので、入賞できてとてもうれしい。今後も韓国語の勉強や学内外のさまざまな活動に取り組んでいきたい」と語りました。
指導にあたったキム准教授は、「廣松さんと小野寺さんはもともと発音がよかったのですが、それぞれが苦手としていた部分を繰り返し練習し、ネイティブに近い発音へと大きく成長しました。個人的には、2人とも最優秀賞を差し上げたいほどの努力と成果です。これからのさらなる成長がとても楽しみです」と評しました。