「第28回英語スピーチコンテスト」を開催しました

総合教育センター語学教育センターでは12月12日に、湘南キャンパスで「第28回英語スピーチコンテスト」を開催しました。国際舞台で活躍する人材の育成に向けて、外国語をより深く学んでもらう機会にしようと、毎年、秋学期に開催しているものです。今回は、英語を学ぶ予選参加学生の中から選ばれた6名が出場。多数の学生や教員が聴講する中で6分間のスピーチに臨みました。

チャールズ・コワルスキー准教授(英語教育学系・主任)が司会を務め、開会を宣言。6名の出場者はそれぞれ関心のあるテーマに基づき、スピーチ原稿の論理性を磨くとともに、「発音」「説得力のある表現」などの向上を目指して重ねてきた練習の成果を披露しました。マイク・ケランド講師、菅家知洋准教授(文化社会学部)、ハン・ファーガス講師、デビット・ウェイン講師、山合潤子准教授(法学部)の5名が審査委員を務め、さらに、聴講した学生たちも二次元コードから特設サイトにアクセスし、スコアを送信。「6人目の審査員」として出場者を評価しました。スピーチが終了し、審査結果を待つ間には、教養学部芸術学科の赤嶺悠太さん(フルート)と小野綾音さん(トロンボーン)、三井涼太さん(ピアノ)が、『アヴェ・マリア』の演奏を披露しました。

審査の結果、第1位は「Trusting the Heart vs. Trusting the Mind(感情を信じるか、理性を信じるか)」と題してスピーチしたザーラ・アルブラヒムさん(工学部2年次生)が選出されました。アルブラヒムさんは、自身が東海大に留学するために母国を離れるときの両親の気持ちや今日の世界情勢などに思いを馳せ、理性と感情の葛藤とバランスの重要性について言及。「紛争が頻発する今日の世界では、非難したり判断したり、制限したり攻撃したりする前に、立ち止まって自問自答しなければなりません。未来は、そのバランスを私たち一人ひとりがいかにうまくとるかにかかっています」と話しました。最後に、審査委員長を務めたマイク・ケランド講師から講評があり、語学教育センター長の宮崎啓教授からら参加者全員に賞状と参加賞、受賞者にはトロフィーが手渡されました。。

【上位受賞者】
◇第1位 “Trusting the Heart vs. Trusting the Mind”
 ザーラ・アルブラヒムさん
(工学部航空宇宙学科2年次生)
◇第2位 “Family Is Chosen: Bonds Beyond Blood”
新沼実歩さん
(工学部電気電子工学科4年次生)
◇第3位 “Think Before you Act”
 玉貫美里さん
 (医学部医学科1年次生)