湘南キャンパスで3月24日に、大学院を対象とした2025年度秋学期学位授与式を挙行しました。各キャンパスにある大学院各研究科から博士学位取得者28名(課程博士18名、論文博士10名)、湘南、品川、伊勢原の大学院修士課程から修士学位取得者427名が卒業を迎えました。2号館大ホールで実施した式典では、木村英樹学長から学位記を、各研究科長からメダルを授与しました。なお、25日には湘南で学部を対象とした学位授与式を行います。また、本学では19日に熊本、21日に札幌、23日に静岡の各キャンパスでも学位授与式を挙行し、大学院生も多数が卒業しました。
木村学長は式辞で、大学院生らの指導にあたった教員や保護者の皆さんへの祝辞を述べるとともに、自らが本学大学院で博士の学位を取得した際の学位授与式で当時の松前紀男学長が寄せた祝辞を引用し、「松前学長は、”学位取得は一つの通過点に過ぎず、周囲から期待される高度な人材としてスタートラインに立ったところである。これからもいっそう研鑽を重ね、人類が幸福な生活を送ることができる社会の実現に寄与してほしい“とおっしゃられていました。私自身も学位取得こそが新たな出発点であり、多くの役割と課題に向き合う日々でした。一方で、その分やりがいのある仕事に携わることができたとも感じております。皆さんも大学院で培った知見や能力を社会のために存分に発揮し、自身の人生をより豊かなものにしてください」と呼びかけました。

祝辞では学校法人東海大学の松前義昭総長・理事長が登壇。創立者・松前重義による文理融合の理念を解説し、「創立者は、文系の学生には自然科学との関連において人文科学の真髄を把握させる、理系の学生には確固たる人間観世界観を把握し、科学使命を自覚させると掲げていました。21世紀は科学と倫理の葛藤の時代となると言われています。皆さんが新しい文明を切り拓き、社会の活力を生み出す指導者、研究者、知識人として活躍されることを期待しています」と激励しました。
修了生代表による謝辞では、大学院文学研究科史学専攻(博士課程後期)を修了した白川美冬さんが登壇。「学部4年時には、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、調査活動や大学への入構が大きく制限されるなど、研究活動に多大な混乱が生じました。卒業論文の執筆という重要な節目を迎える中で、思うように研究を進めることができない状況に直面し、孤独な環境の中、幾度となく心が折れそうになったことを今も鮮明に覚えています。そのような困難な時期を乗り越え、今日まで研究と向き合い続けることができたのは、ひとえに先生方の懇切なご指導と、教職員の皆さまの温かなご支援の賜物にほかなりません。修了の日を迎えた私たちは、それぞれの学びを胸に、新たな社会へと歩みを進めます。今後、研究者として、学問の探求に意をささげる者、教育の現場で次世代の育成に携わる者、あるいは企業や社会の第一線で新たな価値の創造に挑む者など進む道はさまざまですが、東海大学で培った知識と経験、幾多の困難を乗り越えてきた力を礎として社会に貢献していくことこそが、私達に課せられた使命であると考えています」と力強く誓いました。
なお、本日の式典にはウガンダ共和国大使館からデイビッド・キャナイヘ一等書記官が来賓として出席。終了後には同国からの留学生で、大学院工学研究科機械工学専攻を修了したアデル・サントさんと懇談。アデルさんは、「無事に学業を終えることができ、とてもうれしく感じています。東海大学で磨いた研究の力を、母国で役立てたい」と話していました。









