JR清水駅前と静岡キャンパス前を海上で結ぶ「通学船」の運航が始まりました

静岡キャンパスでは、JR清水駅前の「江尻のりば」からキャンパス前の「折戸のりば」を往復する学生専用の「通学船」の運航を開始しました。「富士山清水港クルーズ」の船が両のりば間を海上で渋滞なく約20分で結びます。また、「折戸のりば」発の便は、エスパルスドリームプラザのある「日の出のりば」を経由することで、通学船の運航を通じて学生の利便性の向上と、清水港周辺の地域活性化につなげていく考えです。なお、利用者数に応じて約80~340人乗りの客船を授業時間に合わせて1日4往復前後運航する計画で、4年後には1日約500人の利用者を想定しています。

5日には、「江尻のりば」近くの清水魚市場で「運航開始式」を開催し、本学の山田清志学長、山田吉彦静岡キャンパス長ら教職員と第1便への乗船を希望した学生約80名が出席。田辺信宏静岡市長や鈴与株式会社の鈴木与平会長ら来賓にご列席いただき、出航を祝いました。山田学長はあいさつで「静岡キャンパスには今年度、海洋学部に加えて新たに人文学部を設立いたしました。今後は海洋分野だけに限らず、静岡県全体に資する人材育成を行ってまいります。その門出に関係する皆さまの多大なるご支援の下で通学船を運航することができるのは、静岡キャンパスの行く先を明るくするものです。今後、通学船を地域活性化の一助にしていきたい」と力強く語りました。また、田辺市長から祝辞が寄せられ、「海に関心をもつ学生の皆さんが毎日この通学船に乗ることで、海の素晴らしさ、不思議さ、そして人生の中での海の存在の大きさを感じられることでしょう。これから入学される人文学部の皆さんにも、その魅力を伝えてください。行政は学生の皆さんがこの清水の地でキャンパスライフを過ごしてよかった、新しい出会いがあった、と喜んでもらえる社会環境を整備していきたいと考えています」と語りました。

その後、学生たちを乗せた通学船は、関係者に見送られて「江尻のりば」を出港。晴天に恵まれ、穏やかな海上を順調に航行する中、学生たちはデッキに上がり風を感じながら富士山や母港の清水港に停泊している本学の海洋調査研修船「望星丸」など海上からの風景を眺め、今後の通学やキャンパスライフへの思いを新たにしていました。学生たちからは「海が大好きなので、通学船で毎日のように海に出られるのはうれしい。風が気持ちいいので天気がいい日は頻繁に使っていきたい」「もう少し揺れるかなと思いましたが、乗り心地がよく安心しました。大学からアルバイト先のあるエスパルスドリームプラザへのアクセスがよくなるので、積極的に活用したいと思います」「もう4年次生なので、この船で4年間大学に通える新入生がうらやましい。この船があることで清水駅周辺に住むという選択肢も増えると思います」といった声が聞かれました。

【通学船の概要】
利用対象 : 本学静岡キャンパスの大学生・大学院生等
運航ルート: JR清水駅前(江尻のりば)⇔ 静岡キャンパス前(折戸のりば)
       ※JR清水駅前行の便はエスパルスドリームプラザ(日の出のりば)を経由
所要時間 : 約20分
運航日  : 2022年度春学期は2022年4月11日(授業開始日)~8月1日(定期試験最終日)の授業実施日、定期試験実施日
運航本数 : 授業時間に合わせて1日8便(4往復)程度
券種・金額: ①2022年度春学期定期乗船券 25,000円
       ②乗船券(10枚1セット)    3,000円

【利用手続きの流れ】
1 T365のFormsにアクセスし、必要事項を入力してください。
  申込はこちらから

2 Formsにて申込完了後、静岡キャンパス1号館1階[スルガベイカレッジ静岡オフィス (総務)内]の会計窓口にて、
  学生証を提示の上、利用料金を現金にてお支払いください。
 〈受付期間:2022年4月1日~、受付時間:10時~15時※土曜、日曜、祝日等除く〉

3 料金支払い後、その場で定期乗船券または乗船券をお渡しします。

注)4月以降にFormsにて利用申込をされた方は、以下の対応となります。
《Formsにて毎日16時までに申込を完了した場合》
1) 申込翌日(土曜、日曜、祝日等の場合は翌業務日)以降に料金の支払いができます。
2) 料金を支払った翌日以降の運航日から通学船を利用できます。

※上記内容は今後変更する場合があります。