東海大学ヨーロッパ学術センター(TUEC)では12月20日に、「第40回付属高校生のためのヨーロッパ研修旅行」の生徒を受け入れました。本研修旅行は、デンマークを訪れ、本学の建学の思想の源流を再認識するとともに、ヨーロッパの各都市を訪れ、歴史的建造物・美術・風土に実際に触れることで幅広い人間性の形成を図ることを目的として実施しているものです。新型コロナウイルスの蔓延やロシアとウクライナによる戦争で2020年から開催を見合わせていましたが、40回目の節目となる今回は90名以上の生徒が参加しました。
生徒たちは、TUECの敷地内にある記念碑に献花をした後、2グループに分かれてヤコブスキュット・イエンセン事務長とスタッフのガイドで庭園や敷地を見学しました。さらに、堀真奈美所長が、本学の欧州拠点となるTUECの役割、本学の建学の思想のルーツでもあるデンマークとの関係性についてレクチャーしました。
参加した生徒からは、「デンマークと東海大学の関係性について詳しく知らなかったので勉強になりました」「デンマークの照明やデザイン、幸福度の高さが有名であることは知っていましたが、気候や暮らしについても学ぶことができました」「デンマーク研修が東海大学の複数の学部で行われていると聞いて興味が沸きました」「デンマークで働くためにはどのような勉強が必要でしょうか?」といった感想や質問が挙がりました。最後に堀所長は、「デンマークと東海大学の絆は他国や他大学以上に強く貴重な絆であり、デンマークの学びが建学のルーツにあります。現在のデンマークの発展を支える社会経済構造を知り、皆さんも人類の未来や世界平和に貢献できる人材になるべく成長してほしい」と語りかけました。