全日本学生柔道優勝大会で男子が史上初の5連覇を達成しました

【柔道】 開催期間 : 2012年06月23日 ~ 06月24日

全日本学生柔道優勝大会で男子が史上初の5連覇を達成しました

体重無差別の団体戦で競う全日本学生柔道優勝大会が6月23日と24日に日本武道館で開催され、東海大学男子柔道部が史上初の5連覇を達成。単独最多優勝回数を18と更新しました。同大会は男子が7人制、女子は5人制と3人制で行われ、女子柔道部は5人制に出場しました。

男 子柔道部は初戦から順調に勝ち進み、5月27日の東京学生柔道優勝大会で敗れた明治大学と準決勝で対戦。0-1とリードを許すも、副将の羽賀龍之介選手 (体育学部3年次生)と大将の穴井航史主将(同4年次生)が優勢勝ちを収め、2―1で決勝戦に進出しました。決勝は日本大学と対戦。立て続けに3選手が敗 北し、後がない状況となりましたが、中堅の穴井主将が優勢勝ち。続く三将の王子谷剛志選手(同2年次生)が上四方固めで一本勝、副将の長澤憲大選手(同1 年次生)が引き分けでつなぎました。大将戦は、エース羽賀選手が、序盤から内股で相手を攻め立て指導3で優勢勝ちし、3-3で代表戦に持ち込むと、王子谷 選手が世界ジュニア選手権100キロ超級王者の意地を見せ、小外刈りで有効を奪って接戦を制しました。

上水研一朗監督(体育学部講師)は 「5連覇は監督に就任して以来の大きな目標でした。これまでで一番苦しい大会で、前人未到の記録を目前にしたプレッシャーがありましたが、選手たちはよく 頑張ってくれました。関係者の方々の支えや、応援がなければ今日の勝利はありませんでした。本当にありがとうございました」と涙をにじませた。また、穴井 主将は「東京学生柔道優勝大会で負けて以来、常に最悪の状況を想定した練習を監督の指導のもとで行ってきました。チームの固い団結と、日々の練習の積み重 ねが勝利につながりました」と笑顔で話しました。

同大会では、穴井主将と羽賀選手が優秀選手に選ばれました。なお、女子柔道部は準決勝で環太平洋大学に敗れて3位となりましたが、土屋文香選手(同4年次生)が優秀選手に選ばれました。

準決勝 東海大学 2-1 明治大学
先鋒:橋本 壮市(同3年次生) 引分
次鋒:豊田 竜太(同4年次生) 小内刈り 一本負け
五将:奥村 達郎(同3年次生) 引分
中堅:王子谷剛志(同2年次生) 引分
三将:野村 幸汰(同3年次生) 引分
副将:羽賀龍之介(同3年次生) 反則 優勢勝ち
大将:穴井 航史(同4年次生) 指導2 優勢勝ち

決勝 東海大学 4-3 日本大学
先鋒:渡邉 勇人(同2年次生) 大内刈り 一本負け
次鋒:王  皓 (同3年次生) 一本背負い 優勢負け
五将:豊田 竜太(同4年次生) 指導3 優勢負け
中堅:穴井 航史(同4年次生) 指導3 優勢勝ち
三将:王子谷剛志(同2年次生) 上四方固め 一本勝ち
副将:長澤 憲大(同1年次生) 引分
大将:羽賀龍之介(同3年次生) 指導3 優勢勝ち
代表:王子谷剛志(同2年次生) 小外刈り 優勢勝ち(有効)

大会の様子