全日本選抜柔道体重別選手権大会で橋本選手と長澤選手が優勝しました

全日本選抜柔道体重別選手権大会が4月7、8日に福岡国際センターで開催され、男女柔道部の選手や卒業生ら学園関係者18選手が出場。男子73kg級の橋本壮市選手(2013年度卒・パーク24)と男子90kg級の長澤憲大選手(15年度卒・パーク24)が優勝しました。この大会は、各階級で選抜された8人の選手が争う国内最高峰の大会で、今年度は9月20日からアゼルバイジャン・バクーで行われる世界選手権大会の代表選考会の一つにもなっています。

橋本選手は1回戦、準決勝と相手に攻める隙を与えず、ともに反則勝ちで勝ち上がりました。決勝では、同じパーク24に所属する海老沼匡選手と対戦。「海老沼選手とは、普段も一緒に練習する機会が多いので、お互いの手の内は知っていました」と話す橋本選手は、試合時間が2分をこえた場面で左から腰車を仕掛けます。普段は右手で組む橋本選手の奇襲に、海老沼選手はこらえることができず、技ありを奪い、そのまま試合終了。橋本選手は見事同大会の連覇を果たしました。橋本選手は、「これからも一戦一戦に集中して、2020年の東京五輪を目指す」と話しました。

一方の長澤選手は、決勝で本学柔道部出身のベイカー茉秋選手(16年度卒・日本中央競馬会)との同門対決に。両者とも攻め続けながらも、なかなかポイントにつながらない緊迫した一戦は4分の試合時間で決着がつかず、延長戦に突入。故障から復帰して間もないベイカー選手に疲れが見え始めた延長3分18秒、長澤選手の内股が決まり、技ありで優勝を決めました。同大会初の頂点に立った長澤選手は、「この結果を自信にして、今後の大会でも優勝できるよう稽古していきたい」と語りました。

試合後、全日本柔道連盟から世界選手権の代表12選手が発表され、男子60kg級に髙藤直寿選手(15年度卒・パーク24※今大会は不出場)、男子73kg級に橋本選手、男子90kg級に長澤選手、100kg級ウルフアロン選手(17年度卒・学校法人了德寺学園※今大会は不出場)が日本代表に選出されました。なお男子100kg超級と女子78kg超級の代表は、女子が4月22日の皇后杯全日本女子選手権大会後、男子が4月29日の全日本選手権大会終了後に発表されます。